9/3(水) 昨夜は祝い事があって、会社を早くに出た。帰宅は21時と、これも早かった。そして就寝は23時頃と、これまた早かった。これだけ健康的な暮らしだと、睡眠十分・目覚めパッチリとなるはずだった・・・。
確かに目覚めは早かった、早すぎると云うべきか。なんと、草木も眠る丑三つ時ならぬ、夜中の一時を廻った頃だった。カーテン越しに外の様子を伺うが、夜明け遥かに遠しの様相であった。再びの眠りの訪れを待つが、音沙汰なし。暫くしてから時計を見ると、1時30分であった。こんな夜中に目覚めたのも、早い就寝の所為だろうか?
夢を見ていたのは確かである。夢の内容もよく覚えているが、それは或る理由から顔を焼かれるという凄惨なストーリーであった。焼かれたのは私ではない、私はそのシーンを見たくないので外に出たのだ。が、シーンを見ているのは夢だからか。
寝覚めてからか、半覚睡の状態なのか、焼かれた顔の治療はどうすれば良いかと、あれこれと思案していた。水を掛けて冷やす?顔の皮が剥がれそうだなとか、焼け爛れた皮膚に蠅が卵を産みつけそうだとか・・・。碌でもない夢だ。
これからが眠れなくて大変だった。眠れないので弁当のメニューを思い浮かべて、食材の在庫をあれこれと頭の中に並べていた。最後は、冷蔵庫まで確認をしに行った。在庫不足でがっかりしてから蒲団に戻り横たわるが、それでも眠りの神は下りて来ない。降臨をしなかった。考えることが尽きて、とうとう仕事のことをあれこれと思案していた。「下手な考え休むに似たり」だ・・・。
午前三時、新聞配達のバイクの音とともにポストが開き、閉まる音が聴こえた。それからまた、煙草に火を点けた・・・、未だ夜は白んでこない。
流石に夜明け近くになって神ではなく、睡魔が襲ったようだ。代わりに夢の神が、またしても下りて来た。今度の夢は、思想なのか言動故か、公安(中国風の警察だな)に付け廻され、最後に逃げ切ったかと思われた瞬間に。それは車のドアを開けて乗り込む寸前のシーンだが、何処ともなく現れた公安に囲まれると云う夢であった。これも主人公は私ではない。私は傍観者、或いは観察者であった。
私的夢占い判断からすると「当事者であることを避けている。悪いことや、嫌なこと、怖いことから逃げ、自らが立ち向かい解決する。その気概と行動力のなさを表している。要は、当事者意識・能力不足」を、代夢として映しだしていると喝破する。どうだ、分かってるだろう・・・。
夢は放っとけ、どうでもいいのだが、次に目覚めたのは何と、なんと午前7時を廻っていたのだ。どひゃ~・・・だったぜ。それでも弁当作りを諦めない、三つ子の魂百までよ、作ると決めたら作る。諦めない、しつこいのが俺の取り柄だ。
先ずご飯だ、炊かなきゃならない。電気釜では間に合わぬ、鍋だ!ガスだ!と、鍋で米を炊いた。菜の方は、夜中じゅうあれこれと考え、深夜の食材チェックまでしている。幸いであったのは、今朝はシンプルなメニュー構成だった。
「牛スキ焼き風煮」これは、白菜・椎茸・大根を牛肉とで煮ると云う、肉と野菜煮が一挙に出来るという一石二鳥料理。そして、純和風?に「ソーメン&オクラ・シメジ」だが、これは薄味で胃の負担を軽くし、食味を変えると云う狙い。最後の一品が「ポテト・シメジのオムレツ」で、一寸洋風に。以上の予定であった、
最初の二品は予定どうりに進み、最後の卵料理になぅて段取りが狂った。卵を割って、いざオムレツと思いきや。具のポテトを千切りにして水に晒す、という大事な工程が抜け落ちていたのだ・・・。オムレツはスッパリと諦めて、単なる卵焼きになってしまった。
ちょいとしたアクシデントはあったものの、何とか30分で弁当三箱を仕上げることができた。やれば出来るのだ、何事も!。夢になんか負けるな、諦めるな、逃げおおせ?
と云うことで、今朝のお粗末な一席はお仕舞です。