11/11(水) 昨夜会社を出たのは、八時に三分前だった。八時になると、表のシャッターが下りるので裏口からの出入りとなる。表が開いているうちに出ようと云うわけだ。雨は小降りで傘を差さずに歩けるぐらい。このまま地下鉄・小伝馬町駅に直行し、帰ろうかと思った・・・。健全なる心は未だ残っている。
それを確認し、反対の人形町駅方面へと足は向かっていた。八時ともなればこの辺りを歩く人の姿は少ない。ましてや小雨で暗い中なのだ。我が心も闇に沈み、水溜まりを避ける足元も覚束ない。
トボトボと闇を引きづりながら「ローカーボ」の前に差し掛かった。と、ドアを開けた店内から、聞き覚えのある元気な声が響いてきた。カウンターに、HOYA兄いの広い背中があった。先週金曜日、夜の秋田で飲んでいるところに電話があった「やってるかい」と。
陸奥二人旅の報告もある、一杯だけ飲んでいくかと店に入ったのであった。これが一杯で終わればいいのだが・・・、そうはいかぬ、させてくれないのが人の道と云うやっだ。例の如くハイボールを啜り、HOYAちゃんと雑談が始まった。と、マスターが「NAKAMURAさんからの預かりもの」と、小城羊羹を置いた。
NAKAMURAさんは、佐賀から来るソフト会社のオーナーである。月に二度は上京し、この界隈で呑んで行く、いわば酒場仲間のお一人だ。そのNAKAさんが、佐賀名物・小城羊羹を持ってきてくれたとのこと。小城と云うのは、佐賀市に隣接する地名で、ここの羊羹は広く知られている。少なくとも九州では。
羊羹を肴に飲むわけにもいかない、有難く頂戴して帰ることにした(そして、今朝までそんなことはすっかり忘れていた)。そこへ、悪徳ちゃんならぬ、不動産業のマッチャンが姿を現した。これで、三役揃い踏みか?
前夜「SEIJU]に行ったこと、津軽海峡冬景色を唄ったことも、HOYA兄いは知っていた。それやまあ、BLOGでオープンにしてるからね・・・・。で、今夜も行こう「石川さゆりを歌おうぜ」と誘う。そうまで言われちゃ・・・、と「SEIJU」に向かうことになった。マッチャンは、何処ぞ寄るところがあると夜の巷に消えた。
おいら達二人で、客の姿がない「SEIJU」カウンターに陣取り、早々にカラオケ。酒は先日持ち込んだ、焼酎・伊佐美である。この夜で一升瓶が空いた、次には補給しておかないと・・・。二人して、ああでもないこうでもないとマイクを握ったのは云うまでもない。
そして最後はやっぱ「ちょっぷく」だろうと、促されるままに閉店近い店に寄ったのであった。
都合三時間弱の「酒場にて」だったが、妙に疲れが残っている。遅くに帰宅しての飯がよくないだろうな・・・分かっちゃいるが、その時間帯は殆ど脳味噌が働いてないからネ。訳が分からずに喰って仕舞うんだな!
今夜は飲まないでおこう?などとは思っていない。今夕にUSUI老が現るとのこと。それに「立ち飲みの日」ウィークが、人形町は今日・明日なのだ。このチケットもゲットしてある。相手変われど主やかわらずだ・・・。
弁当だが、撮ったつもりの写真が残ってない。残である。あのキムチスマホがどうも具合が宜しくない。使い方じゃないよ、端末の所為だからね・・・。
今朝は「トンカツ」「肉ミンチ揚げ」「大根煮&水餃子」「豚味噌漬け焼」「卵焼き」、と云う処。これに、鮭オムスビ五個、稲荷すし10個を作ったが、これは末娘がアパート暮らしを始めるとのことで、今日荷物を運ぶそうだ。その為の弁当というか、引っ越し手伝い用の飯だ。甘やかしすぎか?