11/16(月) さて、昨日の日曜日、11時に「秋田市民市場」の魚屋に注文した「八郎潟天延鰻」が届いた。1、2Kgものが二匹であった。本当なら、700~800gものが欲しかったが、1kg超しかないと電話の返事はつれなかった。先般買ったものも同じ大きさ、ちょいと皮が厚いのでもう少し小さ目が欲しかったのだが・・・。
取り敢えず、昼前からこのウナギの調理に掛かることにした。午後から平和島競艇場のボートレースに出掛ける心算でいたのだが・・・。獲らぬ狸の皮算用寄り、獲れた鰻の方を優先するしかないと果断なる決断をした次第。
鰻の方は捌いてあるので、適当な大きさに切り分け串を打って焼く準備だ。皮が厚くて串を指すのも一苦労だった。漸く炭火を熾す段になったら、これがまた手間取った。土佐産のウバメ樫の上炭だが、出しっぱなしにしてあったので熾きるまでが手間。それと、自家製のタレ作りでひと手間掛かった。
串の数にして、15~6本。この前は、蒸さずに焼いたが、今回は蒸し・焼くと江戸前の鰻調理風でやろうとのことだ。何しろ皮が厚し、身も厚いのだ。この調理法が分らなかったので、土曜日に埼玉屋のご主人に訊き、ネットでも調べて凡そのことは掴んだ心算だが?
調理法はこうだ、串を打った鰻を先ずは素焼きする。次いでセイロで蒸すのだが、この蒸して落ちた鰻の脂をタレに加えよとあった。蒸し上がった後、もう一度素焼きし、それから何度もタレを漬けて焼く。鰻の焼き方は、一にも二にも、返しだと云う。返しては焼き、焼いてはタレを漬け、着けては焼く。この繰り返しだ。
焼き方もネットで見ると、其々なんだ。先ずは皮から焼け、身から先に焼けと・・・・・一体どっちなんだ?と言いたいが、いづれも真なり、と云うことにして両方試してみた。今回の鰻では、皮から先に焼く方が良かった。
ショートホープの長さ7㎝、幅5.2㎝、厚さ1.7㎝、タバコの蒲焼きをしようってか?ある分けねえだろう!
で、蒸しては焼き、タレを漬けては焼きと、うんざりしながらやりましたよ。身幅は一番太い処で12~14Cmぐらいあるか、身の厚みは同様に1.5~2Cmぐらいか。これを、10Cm幅ぐらいに切って串に刺した分けだ。そしてひたすら焼、蒸し、焼く。タレに浸す、焼くと・・・・。
焼くと、身幅も厚みも三分の二ぐらいに縮んだ。なんだか損をした気分であった。全ての行程を終えたのは、なんと五時前になっていた。これやぁ一日仕事だぜ!!
それほどまでに苦労したんだ、味の方はどうだね?大将。と訊きたいよな。何と云おうか、可もなければ不可もなしと云うところか。こっちは、あの美味い安田川の鰻を喰って育ってるからね。どうしてあの味が、基準値になるだよ。同じ大きさでも、皮の厚み・硬さ、身の柔らかさ脂の旨味が違うんだ。あれと比べるのは酷か・・・・。
とは云いながら、この山盛りにした鰻を大人七人が食べたのだが、充分であった。と云うことは、それほどパクパクは食べれないと云うことか?脂タップリ、特に身と皮の狭間は・・・。骨は、ウナギが大きいので食べるには一苦労、直ぐに止めてしまった。
鰻の脂でベタベタ、そんな夢でも見るかと思いきや。訳のわからん夢で目覚めた月曜日。今朝は妙い暖かいのだ。
弁当の用意に掛かったが、昨日の鰻の気分が抜かない。鰻のあとで焼いた鮎が、残っていた。こいつは可哀相にと「甘露煮』にして成仏させてやることにした。そして、「牛小間のプルコギ」「卵焼き」、土曜日に届いた釧路近海定置網獲れの「時鮭焼き」。以上が今日のお弁当。
二人分を作ったが、長女は休みだとか・・・・。
明日の午後に帰省する。亡父の命日なので墓掃除・お供え作り。それに、柚の収穫と搾りがある。天候が帰京予定日(20日)まで悪い予報だ。状況によっては、帰京を延ばすか? 或いは、月末か師走の月初に帰省することになるか? 何れも・天候次第だ。