オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

秋田市民市場

2015-11-10 | Weblog

11/10(火) 金曜日、秋田市内のホテルに着いたのは、午後7時30分。私が当初に想定したとおりの時間であった。夕日が真っ赤に十三湖を染める景色を見ながら、S・BINの故郷・中里町から太宰の生誕地・金木町を通り、津軽線(ストーブ列車で知られる)の踏切を渡って、ひたすら車は走り続けた。

道の駅フリークのTOKIOと私は、この看板を見ると必ず立ち寄った。が、二軒は休業、二軒は閉店時間となっていた。唯一、十三湖高原道の駅にだけ入ることが出来た。特産の生き蜆を販売していたので、1Kgを贖って送る。K/2000円に冷蔵送料が掛かるので、年金老人にとっては高い買い物と云える。

自動車専用道路、高速道路そして一般道と、夕暮れから闇に変わり行く中をひたすら秋田市を目指した。『おい、なんでまたわざわざ秋田に宿を取ったんだ?行ったことが、泊まったことがない土地なら弘前も同じだろうに』と。「早く言ってくれたら弘前にしたんだけど、同行すると聞いたのが遅かったから・・・」。

弘前に泊まるなら、丁度N社のブラバンのOB達が施設訪問で来る。それに「ばっけ」のメンバーとも会えたのにな・・・・。出発の三日前に決めた旅だ、TOKIOのスケジュールに合すしかねえ、しょうがねえか・・・・。

秋田のホテルに入り、先ずは今宵の飯&酒の店をチェックした。ホテルに置いてある案内書で、それらしき店を何軒か選び街に出た。少し肌寒いが、思ったよりは冷え込まない。飲み屋街の店をチェックしながら歩き、入った店はチラシとは関係ない店だった。

秋田の食材、酒を置いた落ち着いた雰囲気の店だった。先ずは、ぬる燗の酒を頼み、肴は地魚の刺し盛り、キリタンポ味噌焼きや地鶏焼きなど。飲んで話込んでいるところに、突然「なまはげ」が闖入して大声を発した・・・、近づいたのを全く気付かずにいた。驚いたぜ!!  二次会は自粛し、静かに眠りについた。

翌朝、駅前に在ると云う「市民市場」に寄ることにした。九時過ぎにその市場に着いたが、時間が早いのか買い物客の姿は少ない。ビルの中にあるのだが思ったより広い。鮮魚と野菜・果物に別れているが、どちらも店が多く品物も豊富。

どれだけ前のことになるか、覚えていないぐらいの以前、秋田の市場で鯛を買って送ったことがあった。この市場じゃないはずだが、そんなことを思いだした。店先に並んだ魚を物色しながらブラブラする。と、ポリバケツに入った鰻が泳いでいるのを見つけた。

なんと「八郎潟天然ウナギ」と書いてあった。これやぁ見逃すわけにいかんぜよ! 鰻とあっちゃ血が騒ぐ。もう二年も、郷里の安田川の脂が乗りむっちりとした鰻を喰ってないんだ。ここであったが百年目、安田川の恨みを八郎潟で晴らせるか?

500gから1Kg超えまでの奴が、十匹ほど泳いでいた。八郎潟って全面干拓じゃなかったか?そんなことが浮かんだが、ウナギを目の前にしてそんなことはどうでもいい。『天然ものですか?こんなんが獲れるんですネ』と、店のもんに話しかけていた。

                     

                       八郎潟天然ウナギ

店主らしき男に『幾らですか?』と訊くと「5000円だよ」と返ってきた。要は、1キロが5000円と云うことだ。市場の単位は、ほぼキロ単位で金額が表示されているのだ。築地市場で鍛えているからね、なんでも訊いてくれ?

大きいのを捌いて送ってくれますか?と訊くと。OKだよ、とのことだ。じゃついでに、鯛も腹を取って入れてよ。となった、更に秋田と云えばハタハタだ。これも一皿頼んだ。

鰻は獲れるところによって、味が大きく変わるんんだよ。果たしてこの立派な鰻が美味いのか、旨くないか。それが問題だ、されど問題は口に入れないと解けない。解を得るために1.2Kgの鰻を手に入れた。果たして結果やいかんに・・・・。

                        

                                              これから捌きます

こいつが美味かったら、あらためて取り寄せ、安田川の鰻の代用でHIROさんに振舞うつもりだが・・・・。大きさの割には、身の厚みがな?

土曜の朝だ、上手く行けば日曜日の午前に届くかと、微かに期待をしていた。実は日曜日の午後、次女のところで赤ん坊の「初食い」のセレモ二ーをすると、呼ばれていたのだ。間に合えば、この天然タイを持参して、焼くなり切るなり、汁にするなりと、思っていたんだが・・・・。

魚を送り、おまけに今度はリンゴだ。秋田産の、なにやらほにゃらと云うリンゴを郷里の妹に送った。兄貴と云うのも中々大変なんだ・・・・。

午後一番の飛行機なので余裕がある。TOKIOに道の駅に行くように指令を出した。気の毒に、一人山形を経由して帰京するので早く発ちたい気分だろうにと、心の内で同情しながら・・・、道の駅「あきた港」なる、港の傍の道の駅へ。

この道の駅が今回の旅ではベストだった。港の傍だし、お魚さん中心かと思っていたが、さに非ず・米・秋田の名産品の数々、野菜から冷凍品と豊富な品揃え。そんな品揃えに惑わされたのか、秋田名物「キリタンポ鍋セット」「稲庭うどん」「小豆」「餅米」と買い込んだ。糯米と小豆は、翌日のお祝いに赤飯を炊こうと云う算段である。

昔から着物は好きなんだよ、特に地方に出掛けると土地の珍しい食い物を買いたがる。根っからの食いしん坊だな。食いしん坊万歳ならぬ、食いしん坊肥満さ  。結構買い物はしたよ、龍飛岬の名物お母っさんの処が皮切りだった。

で、肝心の魚は日曜の午前に着いたか?って。残念!着いたのは夜の八時半であった。冷凍庫に眠ることとなったが、蜆だけは翌月曜の朝に味噌汁にして頂いた。旨かったよ。

                        

                      十三湖しじみ汁       子持ちハタハタに着け

二日連続して、弁当が出て来てない。忘れたのかと思われちゃ癪なので一応お披露目を。但し、長女が月・火と仕事が休みとかで、弁当は不要だった。従って、作ったのは家人の弁当だけであった。

月曜日は、「鶏唐揚げ」「蓮根の挟み揚げ」「シシトウの素揚げ」「鯵干物焼き」「卵焼き」以上である。

               

そして今朝は、「カツ煮」「ジャーマンポテト」「オムレツ風卵焼き」、昨日頂いたチャ-シュウを一切れ。

                  

 

昨夕、ライターのOGURAさんが来社。スタッフとの打ち合わせ後、二人で「高松」へ。OGURAさんは、日曜日に弘前から戻っている。施設への音楽訪問のことや、「ばっけ」の元メンバーのことなど聞きながら焼酎金魚ソーダを飲った。

OGURAさんと知り合ったのは、二十年前になるが、「ばっけ」の公演を取材に訪れた折に、彼等のサポーターをしていた。それがきっかけで、仕事の関わりが出来たのだ。十年ひと昔、とすればふた昔前からの付き合いだが、生い立ちや若い頃の仕事の話などを聞いたのは、この夜が初めてだった。

約二時間、一緒に飲み、そして分かれた。その後、独り酒で「ローカーボ」に顔出し、次いで「SEIJU]へ。客が居ないのでこれ幸いと、一人カラオケに興じた。小一時間経った頃、「ちょっぷく」の店長YAMAちゃんが入って来た。「客が四人来るから」と急いた声で云う。そして迎えに店に戻った。

『漸く客が来たか、それじゃ失礼するよ』と、腰を上げた。ここに居る現場を押さえられたんじゃ「ちょっぷく」に顔を出さぬのも義理が立たん。男は辛いなぁ・・・・・。

                           

今度は赤ワインにした、安~いワインだ。それを飲みながら競馬の話を聞く。勿論YAMAちゃんの駄法螺話さ。最後は今年の収支と、勝率をスマホで確認しはじめた。

                     

 

その結果は?案の定、負けていた。ボヤくボヤく・・・・。

23時30分には帰宅したはずだが、今朝も眠かった。昨夜25時30分まで、リビングの椅子に寝ちまった。これが良くねえんっだろうな・・・・。

 

 

 

 

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