*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

母の退院と入所

2010-08-04 23:40:15 | 
大阪北部、平地よりやや気温は低めの山間ですが、
それでも、強い日差しにセミの声が目いっぱい。
長く快適に保たれた室内で甘やかされた体を、
日光消毒するかのような退院日でした。

母がここへ来たのは、昨年秋、もう少しで紅葉という季節でした。
その前の病院から合せると2年以上、しかし、
その間、外の空気を吸ったのは、
片手で足りる回数ではなかったでしょうか。
もちろんこれから先も、頻繁に外出できるわけではありませんが。

数日前から準備していた母の衣類を、
娘の修学旅行用に母に買ってもらったスーツケースに詰めました。
こんなことに役に立つとはね。
私はそれを持って、母を迎えに行きました。
弟は、自宅に持ち帰っていたテレビやミシンなどを持って来てくれました。
人間3人と車椅子を加えると、軽には余裕なし。
こけんと走ってよ!

ホームが近づいてきた時、ぽつぽつと雨。
到着と同時に、ざざ降り・・・今度は流水消毒?
久しぶりに外に出た母にとっては、1時間ほどの間に、
随分激しい天気の変化を体感したことになります。

今月オープン、新品のホームは整然として美しいながらも、
まだ、みんなが不慣れな感じがしました。

荷物を運び込みながら、
合間で、いろいろと聞き取りが行われます。
担当の違う人だから仕方がないのですが、
何度も同じ質問に答えたように思います。
まるで、どこかでボロを出させる適性検査のように。

『適正』と言えば、母の適性には何の問題もありません。
早くも自分の趣味の話をかまし始めました。
「片付けずに来た」と思い込んでいる家が気になって、
家族と連絡を取って欲しいと、
そう言い続けるおばあちゃんもいらっしゃいましたし、
とりあえず楽な方です、家族としては。

相変わらず、
荷物は多すぎ、雑然としたレイアウトになってしまった母の部屋。
さすがの弟にも、
『包装紙だけは、ほかし』と注意を受けましたが、
『使い道がある』と、軽く交わす母でした。

なんでもいいけど、
今度は、できるだけ長く、ここに居てね。
コメント (2)
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