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さらに思うところ

2016-11-14 22:33:35 | 衣・職
CAD搬入日のこと。
準備をしているさなか、社長から重要な話がありました。
立ち話でしたが。
それは、先方の現パタンナーの人はあと数か月で退社する予定であることでした。
その1、2週間前だったか、パタンナーさんにはちょっと事情があると聞いていました。
社長は内容を聞いていたようですが、私にはまだそれを言わないでほしいと条件付きで。
どんな事情かとあれこれ考えていたのですが、予想外の事情でした。

勝手なことですが、私は私で考えていたことがあります。
もしも、移った先の会社で不都合があったなら、
元々のパタンナーさんに仕事を引き継ぎをして私は辞めようと思っていたのです。
これまでのことを考えると、そうなる可能性は小さくないと思っていました。
しかし、私の希望は実現することはなくなったのです。

そして、私達2人は新しい会社に入社しました。
色々な場面でセキュリティを感じる会社だとわかりました。
入社まで社内を一切見せず、私達を客扱いした理由はそこだったのです。
様々な管理方法が張り巡らされた会社であるとも感じました。
ゆるゆるで15年間過ごしてきた私には居心地がよくありません。
仕事をする上で必要なことだとは理解していますが。

パタンナーさんはなぜ退職するのでしょう。
かなりのキャリアをお持ちの人なのは分かります。
ある日、始業時間になってもその人は会社に現れませんでした。
誰もが慌てる様子はありません。
不思議に思っているのは私だけのようでした。
昼休みに、少しお話しできるようになっていた人に尋ねてみました。
すると、
○○さんは、水曜日はお休みと決まっているんですよ。
そういう出だしで詳しい事情(また出た!)を話してくれましt。
パタンナーさんは、すでに60歳を過ぎ、一旦退職した後、再雇用されているのだと。
その雇用の条件で、週休が1日多いのだそうです。
会社とすれば、ベテランのパタンナーが辞めるのですから、
当然その仕事を引き継ぐ後任を募集しなければなりません。
そこへ、私達の話です。労せず、目的を叶えることができたわけです。

叶わないのは下っ端の思い、世の常です。

もし、隠されていた事情を私が事前に知ることができ、
また、早い時期に社内の環境を見ることができていたらどうだったでしょう。
この話には乗らなかったかもしれません。
それは先の見えない就活地獄への突入だったかもしれません。
私は会社の用意してくれた進路を自分のためだけに選択したつもりはありません。
長年続けてきた仕事にはたくさんの会社、人が関わっています。
その関係が悪くならないようにとも考えたのです。
しかし、今となってはどうしようもないことですが、
平社員がそこまで考えることもなかったわけです。
ごめんなさいと頭を下げて、一歩下がってもよかったのです。
私も営業もどちらも話に乗らなかった場合、
業務だけを引き継いでもらうために社長が出向するつもりだったと後になって聞きました。
それでよかったのではないかと思います。
そういうやり方をするなら、必要なフォローは惜しまなかったと思います。
パタンナーとして。
会社を終わらせた社長に安堵の笑みなどもたらすことはありませんでした。
社員として。

一言、恨みを言っておきたかったのです。

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つまり、来年の昨日今日、この2編の投稿を読むことになるのです。
その時私は、どんな境遇なのでしょう。
笑っているのでしょうか。
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