生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

福島第一原発3号機の注水法見直しへ

2011年07月26日 23時03分54秒 | 生命生物生活哲学
2011年7月26日-9
福島第一原発3号機の注水法見直しへ

 2011/7/26 22:00のWeb日本経済新聞によれば、

  「東京電力は26日、福島第1原子力発電所3号機の原子炉への注水法を見直すと発表した。炉の温度の上昇を防ぐのに必要な注水量が1、2号機の2~3倍で、溶融した燃料を効率よく冷やせていない。放射性物質を含んだ新たな汚染水の発生源にもなっており、より効果的な方法に切り替え、注水量の削減を目指す。
   〔略〕
   1~3号機とも原子炉への注水は現在、給水系配管を使っている。冷却水は圧力容器内の炉心隔壁の外側を流れ、容器の底部にたどり着く。3号機に関しては、炉心隔壁の内側から、溶融燃料に冷却水を直接注ぐ方法などに変える。

    最有力なのが緊急炉心冷却装置(ECCS)の一つである「炉心スプレー系」を使う方法で、燃料の上部からシャワーのように水を注ぐ。通常は核反応を制御するための「ホウ酸水注水系」を使う方法や、炉心隔壁の外側からだが「ジェットポンプ計装」と呼ぶ配管を利用して給水系よりも炉心に近いところに注水できる方法も検討している。」

とのこと。
 この事態は、3号機は他よりも(津波の前の)地震による配管の損傷がより大きいからではないのか?



北海道浜中町に放射性セシウム汚染の宮城県産稲わら

2011年07月26日 00時53分56秒 | 生命生物生活哲学
2011年7月26日-1
北海道浜中町に放射性セシウム汚染の宮城県産稲わら

 十勝毎日新聞2011年7月23日1面によれば、道庁の発表によれば、

  「浜中町の畜産農家が使用していた宮城県産の稲わらから、国の暫定規制値(1キロ当たり300ベクレル)を超える1886ベクレルの放射性セシウムが検出された」(十勝毎日新聞2011年7月23日1面)。

とのこと。また、

  「この稲わらを餌として与えられた可能性のある肉牛15頭が、同町内で消費されたほか、東京都や青森県に出荷されたという」(十勝毎日新聞2011年7月23日1面)。

とのこと。
 また、同記事によれば、

  15頭のうち4頭は、釧路市内で食肉処理され、
            浜中町内のスーパーが1,080kgを購入
             消費者が約330kgを購入

とのこと。そして、道庁が浜中町内の店が仕入れた4頭の牛肉の一部を検査した結果、

  1頭の牛肉から   91ベクレル/kgの放射性セシウムを検出。
  他の1頭の牛肉から 16.2ベクレル/kgの放射性セシウムを検出。
  他の2頭からは検出されず。

とのこと。暫定規制値(1kg当たり500ベクレル)を下回っており、

  「道〔庁〕は「既に消費した場合も健康に影響はない」としている。」(十勝毎日新聞2011年7月23日1面)。

とのこと。
 しかし、飲み物と食べ物についての国の暫定規制値は、他と比べて大変高く設定されている。

http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html
によれば、飲み物については、

  アメリカの法令基準     0.111ベクレル/リットル
  ドイツガス水道協会     0.5ベクレル/リットル
  ウクライナ(セシウム137) 2ベクレル/リットル
  WHO基準(セシウム137) 10ベクレル/リットル
  WHO基準(ヨウ素131)  10ベクレル/リットル
  ベラルーシ         10ベクレル/リットル
  国際法 原発の排水基準値
     セシウム137     90ベクレル/リットル
     ヨウ素131      40ベクレル/リットル
  日本の暫定規制値(乳児)  100ベクレル/リットル
  日本の暫定規制値
     セシウム137     200ベクレル/リットル
     ヨウ素131      300ベクレル/リットル


 「暫定」とは、どういう意味で、いつまでなのか? 日本の暫定規制値がセシウム137とヨウ素131で異なるのは何故か? 

http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html
によれば、食べ物については、

  ベラルーシ(子供)       37ベクレル/リットル
  ウクライナ(野菜)       40ベクレル/リットル
  ベラルーシ(野菜)      100ベクレル/リットル
  コーデックス(Sr90, Ru106, I131, U235の合計)
                 100ベクレル/リットル
  アメリカの法令基準      170ベクレル/リットル
  これまでの日本の輸入品規制値 370ベクレル/リットル
  日本の暫定規制値(乳児)   100ベクレル/リットル
  日本の暫定規制値
     野菜、セシウム137   500ベクレル/リットル
     野菜、ヨウ素131   2,000ベクレル/リットル

 (コーデックスは、FAOとWHO共同の合同食品規格委員会)

とのことである。

 さて、

  「茨城県は25日、県内の畜産農家7戸が牛に与えていた茨城、宮城両県産の稲わらから、水分補正後の数値で国の暫定規制値(1キロ当たり300ベクレル)を超える1682~1万4545ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。このうち4戸から、5月9日以降に計78頭が出荷されていた。
 一方、栃木県は25日、那須塩原市の畜産農家が牛に与えていた同県産の稲わらから、水分補正後で2万4146ベクレルのセシウムを検出したと発表した。」
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011072500898

 また、

  「秋田県は25日、県内のホームセンター「コメリ秋田卸町店」で販売していた栃木県産の腐葉土から1キロ当たり1万1000ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。腐葉土には国の暫定規制値が定められていないが、県は店側に販売自粛を要請している。(2011/07/26-00:20)」
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011072600005

 また、

  「高濃度の放射性セシウムを含む稲わらを餌に与えていた福島県浅川町の肉用牛農家から出荷された牛肉の一部が、道内で販売されていた問題で、道は21日、芦別市内の食肉販売業者が仕入れた牛肉と同一の牛の肉について香川県が行った検査の結果、放射性セシウムが暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る654ベクレル検出されたとの連絡が、東京都を通じて寄せられたことを明らかにした。

 〔略〕道は「この牛肉を1年間、毎日1.3キロまで食べても許容被ばく量は超えないので、ただちに健康への影響はない」としている。 」(北海道新聞 07/21 15:00)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/306858.html