何をいまさら日記

自分が好きな映画や本について世間様から「いまさら・・」と思われる事を自ら突っ込みます

何をいまさら「黒社會」その1

2006-07-12 23:31:43 | ジョニー・トー
「黒社會」とはいかなる映画かと考えると簡単に言えば、権力を握る快感に翻弄される野郎どもの話と言ったらいいんでしょうか。
お話は2年に一度行なわれる黒社會「和聯勝」の親分選挙から。300年前の少林寺の焼き討ちから逃れた人々が作ったのが黒社會。その中でもどうやら伝統を誇る組であり、その権力の象徴として使われるのが「龍頭棍」と呼ばれる木製のバトン。これを手にいれたものが組の最高権力者となる。で、今回の「和聯勝」の選挙では
阿楽(ロク)・・サイモン・ヤム
大D・・・レオン・カーファイ の一騎打ち。最初は無欲に見える阿楽が権力に取り付かれていくさまが見ものです。だんだん印象が変わっていきます。
大Dは金をばら撒き、やる気マンマン。すっかり組の総代決定かと思い、祝賀会の準備までお膳立てする始末。ところがあろう事か、叔父貴たちは地味な阿楽を選出。猛り狂った大Dは手下に「龍頭棍」を奪うように指示します。
一方、阿楽は息子と地味に暮らしてます。もう、その辺のただのおいちゃんだよな。
興味深いのは総代選出のシーン。叔父貴たちが実にいいです。
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何をいまさら「黒社会」序章

2006-07-10 22:21:31 | ジョニー・トー
おー、久しぶりの更新です。
「柔道竜虎榜」の公式ブログにもリンクが貼られてるこのページ
「HongKong Addict Blog」http://hkaddict.blog26.fc2.com/
香港カルチャーライターの水田 菜穂さんのブログです。実に内容が濃く香港エンターテイメント全般の情報はもちろん、ジョニー・トー監督の話も結構出てきて、信者には大変ありがたいブログです。信者は是非是非、参拝する事をお勧めします。
今回のトー監督作品は前後篇という、いつものトー作品に「くらぶれば、あなめずらかなる」長編にございます。もちろん「黒社会」と題されているだけに2時間強「おっさんオンパレード」です。
ま、主役がサイモン・ヤムですから、始まりは地味ですね。いきなり組の幹部たちが警察にあげられるところからスタートですし・・。
私にとって、 叔父をやった王 天林とラム・シューが観られれば何にも文句はございませんです。「柔道竜虎榜」で岡道場の道場主を快演したレオン・カーファイがこの作品でもかなりな快演で楽しませてくれます。でもニック・チョンとルイス・クーも見逃せません。中でもニック・チョンはすごい。
日本での公開は来年との噂が出てます(ネタ元はもちろん↑「HongKong Addict Blog」ちょっと前の記事なのでよーく探してね)ちなみに後編の「以和為貴」はDVDの香港でのリリースが7月末に予定されていて「yesasia」で予約受け付け中です。早く見たいのですが、香港で自分で買いたい気持ちもあり考え中であります。
「黒社会」うーん、どう感想を書けばいいやら・・・。これから見直しつつ考えたいと思います。さあ、どこまで書くかも考えないと・・。
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何をいまさら「柔道竜虎榜」その6

2006-06-19 23:29:06 | ジョニー・トー
☆警告☆今回の内容は特にクライマックスに触れたもの&ネタバレを含んでおります。良い子は絶対に読まないように!!
さて、父親にこれからどうするのか決断を迫られたモナ。説得され台湾(どーやらモナは歌手になるため台湾から香港に出てきたようです)に帰る事にします。
が、迎えの車に乗り込んだものの、見事な走りっぷりで逃走。思わず見送りに来ていたシト・ポウとトニーでお父さんを羽交い絞めに。更にシト・ポウは脱げたモナの靴を投げてやるのです。
「父さん元気でね」「お前もな」と、さすがモナ父は物分りがいいです。モナが「日本に行くんだ」と希望に燃えて道を駆け抜ける姿がいいですね。モナは無事に東京で暮らし始めた模様です。
モナの新しい門出を見送ったシト・ポウとトニー。仲良く「一心道場」で稽古。さわやかです。でもシト・ポウは実は視力がなくなりかけてるのです。そんなシト・ポウのためにトニーはレイ・アコンの「岡 道場」に出向き、2年前(シト・ポウとレイ・アコンには幻の試合があるらしいのです)にやるはずだった試合をやらせて欲しいと頼みます。
そして実現するのがオープニングの草原をバックにチンが「姿 三四郎」を熱唱するシーン。シト・ポウにあわせ目隠しで取り組みをするレイ・アコン。人の背丈より高い草なのかなんなのか、すごい背景です。白熱する勝負の行方は!!!
・・・でも勝負を書くのはやめたい(えっ)と思います。是非ご自身の目で確認してください。
一人の男シト・ポウの破滅と再生の物語である、この作品。柔道で繋がる男たちの熱き友情を是非見てください!!もれなくトーさんのベタなギャグがついてきます。いやー、楽しい作品でした。もう、満腹です!!!
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何をいまさら「柔道竜虎榜」その5

2006-06-19 00:25:19 | ジョニー・トー
今日の内容にネタバレがあるかも?念のため良い子は読禁!!
そろそろ、シト・ポウとモナの運命が変わる時が近づいてきています。
ある日店にやってきたトニーとシト・ポウが「ある発言」がキッカケで大喧嘩。またもや店が(「A&H」という名のようです。店の前にいる用心棒も忘れずチェックしてね)ぶっ壊れてます。柔道の技が炸裂する喧嘩にトニーが「やっと、アンタと闘えた」と言いうれしそうにしているのに愕然とするシト・ポウ。夜の街をさまよいます。
やっとシト・ポウは師匠の息子のチンやトニーの姿を見ていて、このままでは「イカン」ことに気付かれたようです。自分の心にある「柔道魂」の原点「一心道場」に独り乱取りをしつつ向かいます。柔道ができる喜びを思い出すシト・ポウ。そして、そこにはまたもや施設を脱走したチンの姿が・・。二人は互いの居場所を再確認したのです。
この日を境にシト・ポウが生まれ変わります。チンには師父のように接し、チンも父のようにシト・ポウを敬います(食事シーンは見逃すな!)。店に来ていた柔道好きの人々の元に教えを乞い、礼をつくし教えをうけます。
生まれ変わったシト・ポウを見て喜ぶモナとトニー。そしてトニーはシト・ポウと組み手や乱取りを一心道場で受ける事ができるようになったのです。
ある日、モナのもとに父親が現れます。久しぶりに食事を共にする親子。モナに父は「お前は日本に行きたいと言ってるが、日本でダメだったらどうするんだ」と問い掛けます。失うものはないと言い切る娘に「私は娘まで失うわけにはいかない」と説得します。
父との夕食のあとモナは木に引っかかっている赤い風船を見つけます。何とかして取ろうとするモナを見かけた、シト・ポウが手伝います。でも取れない。次にトニーが登場。三人が肩車してやっと成功。でもやっと取れた風船をモナは手放してしまうのです。赤い風船を「希望」や「夢」のメタファーと捉えて見ることも可能なシーンですが、そんな能書きはどうでもいいと思わせてくれる美しい場面です。お見逃しなく!

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何をいまさら「柔道竜虎榜」その4

2006-06-17 20:51:30 | ジョニー・トー
さて本日も雨。梅雨だもん仕方ないけど憂鬱ですね。ネットで頼んでいたCDとDVDが本日到着。いまLYNのCDを聴きつつ記事を書いてます。
以下の記事にはネタばれや見所が書かれる予定。良い子は読禁!!
それにしてもトニーは若かりし頃の勝野 洋に似てる。特に笑った顔が・・。彼はシト・ポウの店に柔道大会のポスターを貼ります。その中の一人の名前にシト・ポウの目は吸い寄せられます。そしてトニーはレイ・アコンの道場で稽古をつけてもらいます。そんなある日トニーはシト・ポウのロッカーであるものを見つけてしまいます。
さて大乱取り大会後、またもや登場するのはゲーセンヤクザさん。片腕は負傷中。本気でガキんちょを相手に「ホッケーゲーム」をして負かしてしまうのです。このあたりのガキんちょの扱いは実にトーらしくていいです。
そして、懲りないモナとシト・ポウがセコイ手口でまたもや置き引きを企てますが、何故かヤクザさんは「金が欲しいのか?」と聞いてシト・ポウに渡してやるのです。
その金を持っていつもの賭場へ。しかし今回はついてます、勝つんです!しかし最後の大勝負に負け有り金をすった瞬間、モナが金を持ってダッシュ。
この映画でベストにあげたいシークエンスがスタート。金を撒き散らして走るモナ。あとを走らざるを得ないシト・ポウ。後を追う賭場の用心棒。にしてもモナさん、バック持ってるのなら金はそこに入れてダッシュなさい。しかもだいぶ撒き散らした事に気付いて戻るんですが、案の定用心棒に捕まりそうになるのです。しかしシト・ポウが犠牲になってモナを逃がします。やがてズタボロで歩いてくるシト・ポウ。モナはシト・ポウの靴が片方脱げてるのに気付き、用心棒たちがいる現場に靴を取りに戻ります。当然用心棒一同は唖然としてますが無問題。そして夜の路上でシト・ポウに靴をはかしてやるのです。
トー監督の描写の特徴にいい意味での「過剰さ」があると思うのですが、このシーンはまさしくいい例かも。
そして始まるトーナメント戦。やはり気になるシト・ポウは様子を見に現れます。レイ・アコンが勝ちすすんでるようです。しかし救急車が入ってきます。搬送されるのは師匠。そしてそのまま師匠は帰らぬ人に。シト・ポウは大きな喪失感を味わいます。病院のシーンは彼の抱える問題を浮き彫りにします。
一方師匠の息子のチンはどうやら発達障害らしく、父親の死により施設に入れられます。しかし父の生きていた時のように「一心道場」のビラを配り、道場での日常を繰り返そうと施設を脱走するチンの姿にシト・ポウは暗澹たる思いを抱きます。
モナもまた日本行きの夢が遠くなりかけ、意気消沈して乗り込んだミニバスにシト・ポウが乗り合わせます。前後に乗る二人。やがてモナが泣きはじめると、静かにお互いの持つ悲しみをわかちあうのです。あぁ、喜びも悲しみにもバスが寄り添うのだなぁ。と思わせてくれるいいシーンです。
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何をいまさら「柔道竜虎榜」その3

2006-06-15 20:11:24 | ジョニー・トー
さて実はこのブログのデータを2回とばした。両方とも結構な量を書いてたのにとばした。・・・情けない、今回は慎重に作業したいと思う。
以下の内容にはネタバレあり(ホントか?)良い子は読禁!!!
柔道竜虎房 公式ホームページhttp://www.judo-ryukobo.com/index2.htm⇒中々に愛の溢れるブログもあり、読んでると勉強になります。押忍!必読!
シト・ポウの店で歌手を始めたモナ⇒英語字幕ではモナ、公式ページではシウモンになってます。でも邪魔くさいのでモナで(えっ?)。ステージにはトニーもあがります。そんなある日三人にお客が同時にきます。
モナ⇒AVに出ないかとヤクザさん(私の目にはジョーダン・チャンに見える)から勧誘
シト・ポウ⇒道場に戻って欲しいと頼む師匠とその息子チン。なんと息子はロン毛ジャージのあの人!挨拶は「僕は姿三四郎をやってる。君はヒガキをやらないか。」(PLAYをどう訳せばいいやら)で煙に巻く。他には借金取りのような人もいます。
トニー⇒彼も何やら勧誘され、どうやらジャンケン賭博で勝ってるかんじも。(この辺は字幕が錯綜してるので細かい内容は不明)
しかも三人に用件のある人もいるので狭いスペースに集結して話をしてます。当然話は入り乱れます。さすが酔っ払いのシト・ポウも途中でマズイことに気付いてトイレに逃げるのですが、そこにはモナが。でこの二人が団結して追っ手から逃れようとするシーンは爆笑。しかし、ついにゲーセンのヤクザさんに見つかり連れ戻されます。
そして当然、乱闘が始まってしまいます。しかも柔道の技が炸裂。トニーはさっさと表に出ます。しかし、店内の喧騒をよそに悠然と座る男ーレイ・アコン(レオン・カーファイ)。チンは姿三四郎のテーマ曲をアカペラで熱唱して外に出て行きます。
店にはシト・ポウとレイ・アコンしか居ません。そしてレイ・アコンはシト・ポウが飲んだくれる姿を見て「君はライバルに値しない(あー、間違えてても許して)」と捨て台詞を残し店の外へ出て行きます。
外では大乱取り大会が開催されていて、アコンも当然参加。技をビシビシ決めて満足そうです。しかもこのシーン、トー監督らしいライティングでイイかんじです。店の前はコンクリートの道場と化していて、かなりすごいビジュアルです。
このあたりのシークエンスは見所満載です。トー監督らしい小ネタが炸裂してます。中でもトイレのシーンは必見。
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何をいまさら「柔道竜虎榜」その2

2006-06-13 22:38:48 | ジョニー・トー
この間半年ぶりにソウルライフレコードでお買い物。調子に乗って「DAISY」のサントラ買っちゃいました。「波浪注意報」のDVDも注文。い・つ・か 観るはず・・(笑)
今回も多分ネタバレ必定かも?よい子は読禁!!
今回、何ががっかりしたかと言えば、ラム・シューとホイ・シューハが出てない・・。ついでにウォン・ティンラン(これであってるのか?)も。これほど淋しいことはございませんが、ラム・シューとウォン・ティンランは「黒社会」に出演してるので我慢我慢。でも他に気になる人が出てるので楽しかったです。
オープニング後は怪しいロン毛がビラを配ってます。明らかに怪しい感じ。そしてシト・ポウ登場。いきなりベロベロです(しかもこのあたり私は明らかに字幕が追えてません。おかげで創作入ってる可能性が・・)あーあ、シト・ポウ良いつぶれてもうたよ!
で、多分昨日書いたモナが追い出されるシーンがあって、翌朝モナが店にやってきてシト・ポウに歌手として雇って欲しいと頼んでると、トニーがシト・ポウの店にやってくるところから本格的にストーリーが転がります。
シト・ポウは二人を連れて行き先も教えずミニバスに乗り込みます。でも何故か料金を払うのはトニー。シト・ポウの行動は衝動的で、ガクガクって感じで動くのが印象に残ります。ミニバスを急に降りたシト・ポウは二人を連れてゲーセンへ。どうもトー監督はゲーセンが好きなのかなと思いました。そしてシト・ポウは弟子志望のトニーと歌手志望のモナに犯罪の片棒を担がせるのです。一応成功して逃げる三人。シト・ポウはトニーとモナにお金を分けますが、怒ったトニーはつき返します。
そしてシト・ポウは犯罪で得たお金をすべて賭場ですってしまうのです!それも一点買いで一瞬のうちなのです。さすがに家を追い出されても悠然としていたモナもびっくりしてました。どうやらシト・ポウは自分の店で酔いつぶれる⇒ゲーセンにいるヤクザさんの金(借金のとりたて金と思われる)をパクる⇒その金で賭博場に行き負ける、という「負」のルーチンを繰り返している模様。ただし金をパクるシーンのあまりの安直な手口がトーさんらしいユーモアがあるのでこのシーンは必見です。
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何をいまさら「柔道竜虎榜」その1

2006-06-12 23:51:36 | ジョニー・トー
本日からのこの記事にはストーリー展開に言及してる部分が満載です。よい子は読禁!!
「柔道竜虎榜」公式ホームページhttp://www.judo-ryukobo.com/index2.htm
伝説の柔道家でいまや単なる酔っ払いのシト・ポウにルイス・クー、と彼に是非手合わせして欲しいと付きまとう青年トニーにアーロン・クオック、そしてシト・ポウの店に歌手として働きたいとやってくるモナにチェリー・インという布陣が主人公。
さすがトー監督と思うのは、ヒロインのモナ初登場のシーンは家を追い出されるところからなのです。でも荷物がバンバン部屋から捨てられいろんなものが投げつけられるのに、モナは悠然とカップ麺を食べているというものなのです。そのちゃっかりぶりが興味深く、トー作品はバイタリティー溢れる人物が魅力的なのです。
が、しかし最大の度肝をぬくシーンはオープニング。草原でちょいと中国語なまりの歌を歌うジャージ姿のロン毛が!!日本人にはクラクラするシーンです。しかしオープニング
でびっくりしてちゃダメなのです。この後もっとクラクラするシーンが出てくるんです!
こんなの序の口です。だけど忘れられません。
でも信じて欲しいのですがそのトンデモぶりを含めて楽しむのがトー作品の醍醐味。時折のぞかせる眼差しの優しさが見たくて、ファンをやめられないのです。ストーリーに整合性がなくても無問題(えっ?)ミニバスが走れば無問題(えっ!)大木 こだま師匠の「こんな奴おらんやろ」満載でも、小ネタが効いてれば無問題!トー監督のフォースの前では些細な事は無問題なのです。
にしてもトー監督は絶対ミニバスが好きだと思います。うれしい時、悲しい時も常にバスが寄り添う感じですね。では今日はこの辺で!
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何をいまさら「柔道竜虎榜」序章

2006-06-11 22:31:26 | ジョニー・トー
以前、今年の頭に香港に行ってきた話を書きました。その時に何枚かDVDを購入したのですが昨日そのうちの二枚をやっと観ました。(あとのもう一枚は「黒白森林」です)英語字幕での視聴だったのですがかなり疲れました。まだ「黒社会」が残ってるんですが、かなり覚悟が必要とみました・・。
日本で公開されないのでは?との思いで購入したのですが、たまに覗いてるブログでこんな記事を見つけましたhttp://d.hatena.ne.jp/xiaogang/20060527#p1<亜細亜とキネマと旅鴉>
日本語字幕で観られるのか・・・・。大阪でもやるんだ!うらやましい。レイトショーじゃなきゃ行くのに・・・トホホ。というわけでとりあえず3歳以下の英語力で立ち向ったので誤解や間違いがあるものと思われますが、よろしければどうぞお付き合いください。
この映画の正直な感想は、ジョニー・トーが監督じゃなきゃ絶対見てないですね(笑)
至るところで「トー」さん印が散見され、ストーリーが暴走してます。ということで英語字幕で見たほうがトリップ感が味わえてお得だったかも、という気がしてきました。ちなみにトー作品といえば私には「林 雪」が出てると同義語ですが、この作品には出演してません。しかしそれを軽く超えるキャラが出演してるので寂しくはありません(誰が?)他のトー組常連はでてますので楽しく拝見しました。
この映画の見所は男は柔道で友情を確かめるでしょうか・・。メイキング映像には愛犬(私の目にはパグ犬に見えた)と撮影場所に登場するトーさんのお姿が・・。
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何をいまさら「1:99電影行動」

2006-02-16 19:58:45 | ジョニー・トー
皆様、お久しぶりでございます。ようやっとパソコンの封印を解き本日より再開させていただきます。ちなみに試験勉強は中坊のごとく「つい漫画よんじゃった」「寝ちゃった」をやらかし、本番は予想どうり実技で躓き、見事玉砕。許せ、会社。
で、本日のお題はSARSで揺れた香港に元気を取り戻しましょうと香港映画界の人々が立ち上がったオムニバスものです。どうやら日本語版もあったようですが、いまアマゾンにはなく、私も香港で手に入れたDVDで3歳レベルの英語で取り組んでみました。なのではっきり言って解ってません。お許しを。
お目当ては一番目のトー演出の「狂想曲」・・・すごいです。アンディ・ラウの登場に度肝を抜かれます。ださいんです、格好が・・。しかもミュージカル仕立て。ホイ兄弟映画へのオマージュだそうで皆が歌ってるのは「半斤八両」という曲だそうですよ。さらにラウ・チンワンやチャップマン・トウも出ます。もう生き生きと楽しそうに歌っているアンディを観ると「・・・・」さすがトー監督。香港映画の懐の深さを痛感いたします。
他に気に入ったのは「我的飛行家族」これはアンソニー・ウォンが出てます。子役がかわいいですよ。
「向好看」これも子供がかわいい。それしかないのか!!!
「2003春天的回憶」これはかなり映像がスタイリッシュです。トニー・レオンとクリストファー・ドイルが出てます。
「前程錦繍」ではエリック・ツァンが語りかけてくれるのですが、観てると「無間道Ⅱ」のラストのサムを思い出します。
字幕のつけ方もあまり親切ではないので広東語0歳レベルの私にはツラーいところもありますが解らないなりに面白いです。
ちなみに、鳥インフルエンザで死んだ鳥が香港周辺で見つかったらしく香港政府は野鳥園を閉鎖して対策にあたっているそうです。大流行しないで欲しいですね。くわばらくわばら。
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