今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

鹿野山 朝光寺(兵庫県加東市畑)

2021年02月04日 | 神社・仏閣
訪問日 令和2年10月4日

鹿野山(ろくやさん) 朝光寺
国宝の本堂があるということで訪れたのだが、カーナビが案内したのは別の場所
車で行ったり来たりしていると、同じ寺を探している様子の夫婦がいて声をかけてみた

初めての場所+方向音痴+ご夫婦の助け=参道発見(30分の浪費)



200m程歩くと左手の階段上に山門が見えてくる



山門






仁王像
仁王像の前に上がることのできる場所があり像と同じ目線で撮ることができた






作者も年代も分からないが彩色も残っている






本堂(国宝)
山門の正面に本堂がある
左手の簡易テントにボランティアガイドが控えていて声をかけられた



初めての参拝ということもありガイドをお願いした



本堂の撮影スポットを最初に教えてくれた



ガイドの話を聞いたのは4ヶ月前になる
写真を見て思い出しながら書いていく



普段は全く関心のないこの屋根の写真を何の目的で撮ったのか(記憶を辿ってみた)
鬼瓦かなと思ったが、本瓦葺きの屋根の色だった
修復年によって異なっていると説明を受けたことを思い出した



堂内に入る。正面軒先に吊り下げられている「鰐口」は兵庫県指定文化財



外陣・内陣を隔てている格子戸と菱格子の欄間






内陣は暗くて目視することはできなかったが、レンズを通すとこのように見える



国宝の雰囲気を感じさせる外陣






本堂から山門を見る



柱の曲線に注目すると、一つ一つが異なった造りになっている



ここも普段は無視する場所だが説明を受けると面白い
足元の空間を広くしているのは、この場所が山中にあり湿気を防ぐために通気性を良くしているとのこと



本堂は斜面に建っているため柱の高さが違う
右側では立っていられたが、左側では膝を曲げなければ通ることができなかった



一本だけ形状の違う木が使われている不思議



木の形に合わせて側面の壁や戸を造っている(匠の技)






鐘楼(重要文化財)
私の場合、建物だけに目がいくが、石の土台にのっている鐘楼というのが珍しいそうだ



鐘楼を美しいと感じたことはなかったが、この鐘楼は実に美しい



山中にあるだけに周囲の景色に溶け込んでいる感じがいい






多宝塔(兵庫県指定文化財)
私の好きな多宝塔もある






石仏
境内にはいくつかの石仏が鐘楼周辺を中心に置かれている















ツクバネ(加東市天然記念物)
北海道では見たことのない木である



羽子板で突く羽根に似ているので「衝羽根(つくばね)」と名付けられた



落下する時、羽根つきの羽根のようにクルクル回転するという



3名ガイドさん達には歓迎して頂き大変感激した
今回はその説明を思い出しながら書いてみた

帰ろうとして階段を下りようとしたところ、下から白い布を被り誰かかが踊りながら上がってくる
舞踏家のようで上ではスタッフがビデオで撮影していた



つくばねの滝









撮影 令和2年10月4日

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