今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

紫雲山 満月寺(大分県臼杵市深田)

2020年02月07日 | 神社・仏閣
訪問日 令和元年6月8日

紫雲山 満月寺
深田の里には多くの寺があり、それらを総称して「紫雲山 満月寺」と呼んだ
臼杵磨崖仏群を彫った人物とされる蓮城法師(連城法師)が創建したと伝えられている寺



木原石仏(特別史跡)
鎌倉時代後期~室町前期に造られたと考えられている



仁王像
2基の仁王像は膝から下が地中に没しているが、像高は2.4mと推測される
鼻の一部が欠損しているが、病気回復の信仰によって削られたといわれている



吽形は右手首が欠損、その付け根には胸部と同じように10cm径の穴が開けられている



本堂
満月寺は大友宗麟時代(永禄5年)頃に焼かれ、その後復興できず、ただ小さな御堂だけが明治の初め頃まであった
その後、満月寺の復興と同時に還座した(昭和25年)



本尊は「釈迦如来像」



深田観音石仏(特別史跡)



本堂より少し高い場所に安置されている






連城法師坐像



臼杵磨崖仏群を作ったという伝説の人物の像



真名野長者夫妻石像



臼杵磨崖仏群を彫らせたという伝説の長者の像。室町時代の作



満月寺五重塔(臼杵市指定文化財)



塔の銘文から、正和4年(1315年)に阿闍梨隆尊が先師尊全及び自分の亡き父母のために造立
作者は阿闍梨日秀















鐘楼



宝篋印塔「日吉塔」(重要文化財)
13世紀後半には建立されたと思われる、日本最高(総高444cm)をほこる宝篋印塔






満月寺の守護社である「日吉社」から「日吉塔」の通称がつけられたと思われる



この塔内に経典を収め、寺の鎮護のために建てられたのではないかと考えられている



本堂付近に戻る



この寺で一番気に入っている仁王像の前に戻って来た
吽形像は近所のオッサンにヨッと声を掛けられるような親しみを感じた
頭の草も髪の毛のように馴染んでいる



阿形像の第一印象はウルトラマンに似ている
文化財に対して失礼だが愛嬌があって楽しい



撮影 令和元年6月8日

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