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喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・慶徳寺しんざん式-2

2009-06-15 18:48:16 | Weblog
蔵の街・喜多方から、慶徳寺・晋山式(しんざんしき)-2です。
晋山とは住職が山に入ることで、お寺は山号が付いています。皆さんの周りのお寺にも山号が付いていると思いますが、仏教宗派で山号の付かない宗派が一つだけあるそうです。

慶徳寺ですが、紫雲山というのは元の山号で、今の山号は「巻尾山」慶徳寺なそうです。
これは、那須野が原の殺生石に由来します。その霊が現れ、白狐に姿を変え
尾を巻き、やがて11面観音の姿になり山に飛び去りました。そこでその前山を稲荷山と名付け寺の山号を「巻尾山」と改め、殺生石の霊を稲荷神と崇めて慶徳稲荷神社を造営したと伝えられています。
玄翁和尚が慶徳寺から熱塩の示現寺を開基し再び慶徳寺に宿した時のことなそうです。応永3年(1396)の事です。

その慶徳稲荷神社ですが、お寺から少し離れた同じ慶徳地内に在ります。
7月2日・半夏生・はんげしょうの日に本州最北の「お田植え祭り」が行われます。各神事と共に田植えが行われます。慶徳稲荷神社については後日詳しく記します。
県指定の天然記念樹である。御神木・杉の大木が二本樹齢800~900年とも言われています。稲荷神社も由緒ある神社です。
ぜひ皆さんにも廻って観て頂きたい、お勧めの神社です。

本日の画像も昨日の続きです。山門から僧侶の先導で本堂に向かう住職様の一行です。