蔵のまち、喜多方から
雨が降り続いています。時折激しく降ってます。
蔵のまち、喜多方ふれあい通りは、本日も平日にも関わらず大勢のお客様が散策していました。
午後から喜多方市総合福祉センター多目的ホールに於いて、瓜生岩子刀自顕彰会主催、瓜生岩子・講演会が開催されました。
演題:「瓜生岩子女性観」 講師:詩人・作家 廣木 明美 氏
多数の著書がありますが、近著に、瓜生岩子の足跡を辿る 瓜生岩子物語「炎は消えず」があります。
会場は満員の聴衆でした、喜多方では日本のナイチンゲールと言えば瓜生岩子のことです。
岩子については、当ブログでも数回紹介しています、画像の銅像は北町公園に在る岩子像です。
岩子の生家は銅像の在る北町公園の東側、五人組の一軒でした。(文政年間)~(天保年間飢饉が続く)
本日の講演でも廣木氏が話してましたが、堕胎防止運動 命はご先祖さまから代々授かっているもの
親のものではない 尊い命を葬ってはいけません 命を絶やしてはいけません 産科医でもあった
山内春瓏のもとへ行儀見習いに行き命の尊さを学びます。
堕胎防止運動・福祉施設の設立と組織づくり・行政への働きかけ・そして自らが孤児救済、救養、貧民救済、
病人、老人の救護施設、病院建設等々・・・の実践活動で社会福祉に生涯を尽くします。
本日の逸話の一つに・・・渋沢栄一に請われて東京養育院に赴任しますが、
喜怒哀楽の表情をまったく表さない子供たちの顔が、岩子が全ての子ども達の中へ入っていくことで日増しに
明るくなって顔の表情が変わってゆき性格まで明るくなっていった という話が一つありました。
岩子は明治29年藍綬褒章を受けます。明治30年福島で過労のため病臥し没します 69歳の生涯でした。