ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「スベリヒユ(滑莧)」 スベリヒユ科

2019-08-23 20:21:13 | 日記
             「スベリヒユ(滑莧)」 スベリヒユ科
     創作花言葉は… 私はここよ・お役に立ちたい・いつも元気



 今朝の最低気温は午11時の25.5℃。  最高気温は午後3時の28.9℃。
昨日の天気予報では夕方まで降り続くと有りましたが、雨は朝方には上がり、
以後は暑い雲に被われていました。 雨上がりとあって蒸し暑い一日でした。

 “暑さが峠を越え、朝夕は涼しい風が吹き渡る頃”… 今日は二十四節季の一つ “処暑” でした。
和泉市は梅雨明け後、ずっと真夏日が続いていましたが、今日は途切れました。 
しかし30℃は切ったとは言え、とても涼しいとは言えません。
雨上がりとあって蒸し暑い一日でした。
なにが “朝夕は涼しい風が吹き渡る頃” じゃい (笑。 


 今日の花は畑や花壇など何処にでも蔓延り、農業や園芸の嫌われ者 「スベリヒユ」 です。





朝早く花開き、お昼過ぎには萎んでしまうため、花を見る機会は案外少ない花です。
1輪は6~7mmの小さな花ですが、マクロで見ると整った可愛い花ですよね。 
中近東が原産地で、世界の熱帯~温帯にかけ幅広く分布する植物だそうです。
日本には古くに渡来した史前帰化植物だそうです。 
食用にもなり、山形県では 「スベリヒユ」 の事を “ひょう” と言い、野菜として
スーパーなどで “辛し和え” などの食材として売られているそうです。  
“ひょう” は 「ヒユ」 が訛ったもの、「スベリ…」とは茹でるとヌメリが出るからとか。
トルコやギリシャでは生、または炒めてサラダにするのだそうです。




8月4日に “ポーチュラカ/ハナスベリヒユ(花滑莧)” をアップしましたが、 
肉厚の葉はそっくりですね。 この 「スベリヒユ」 と “松葉牡丹” の交配で
作出されたとも、 「スベリヒユ」 の改良種とも云われています。




 中国では葉が馬の歯のような形をしている 「ヒユ」 という意味で 「馬歯莧」 と
呼ばれているそうです。 中国の民話…  
【昔、三人の息子を持つお婆さんがいました。 長男と次男は既に結婚していましたが、
三男がまだ年端もいかなかったので、お婆さんは将来嫁にするための娘を買いました。 
娘は14歳になったばかりで、お婆さんと長男の嫁にこきつかわれ、
服も食事もろくなものを与えられず、暴力も振るわれたりしました。 
娘を優しくかばったりしてくれたのは次男の嫁だけでした。


ある年の夏、村で赤痢がはやり、多くの村人が死にました。 
娘が赤痢にかかると、お婆さんは娘を畑の中にある小屋へ追いやりました。 
最初のうちは次男の嫁が差し入れてくれたお粥を食べていましたが、そのうち
次男の嫁も姿を現さなくなり、お腹を空かせた娘は野草を食べて飢えをしのぎました。


そのうち娘は具合が良くなったので家へ戻ってみました。 
すると喪服を着た三男が出てきました。 
お婆さんと長男と長男の嫁と次男は赤痢で亡くなり、次男の嫁は赤痢で寝ていました。 
娘は自分の具合が良くなったのは野草のおかげだと気付いたので、次男の嫁にも
食べさせたところ、次男の嫁も回復しました。 その野草は馬の歯のような形をしていたので
「バシケン(馬歯莧)」と呼ばれるようになりました】 


 夏休み… 子供見守りが無く、ホッとしながらもちょっと寂しいですね(笑。
以前の日記から懐かしい 「見守り隊日誌」 を紹介したいと思います。
もう何度も紹介した見守り話です。 以前読んだ方はスルー願います。

※この後の見守り日誌に繋がる日記です。
2014年7月9日(水)  なにやってんだかぁ、情けないったらありゃしない(大汗。
どう話を切り出していいもんだか… 短く話せば包丁を足の甲に落として3針縫いました。
朝食用の “ヨーグルトのフルーツ盛り” を作っていたのです。
果物を切り終わって、他の物を取ろうとした時、まな板の端に置いていた包丁に手が触れ…
咄嗟に足を避けたのですが、右足の甲に包丁が… 鮮血が飛び散り傷口がパックリ…。
大根を切るみたいに包丁の刃が足の甲に当って切れたんですねぇ。

傷口が開かないように、皮膚を寄せるようにバンドエイドを貼り、病院が開くのを待って
外科に行って来ました。 傷口を見た先生の第一声は 「わ~、これは… 」(汗。
すぐに部分麻酔をして3針縫合。 今は少し疼く程度でそれ程の痛みは有りませんが、
ビッコを引きながらの歩きです(笑。 笑い事では有りませんねぇ。
でも包丁が縦に刺さらなくて幸いでした。   ※過去の日記ですよ。

2014年7月11日(金)  あまり歩き回らなかったので、ほとんどの子は
私が足を庇っている事に気付かなかったのですが、3年生の女の子が気付いて 
「おっちゃん、足、どうしたん?」(きたきた・笑。
じつは全く気付いてくれないのも寂しかったのです(笑。
「おっちゃんの~、かくかくしかじかで… 足を怪我したんじゃ」 
「あかんでー、おっちゃん、見守りに来たらアカン! 早よかえり」(嬉。
「しばらくお前らの顔を見んかったけぇ、寂しかったんじゃ」 「こんな顔やで、こんな顔…」
と云いながら目を寄せた顔や口を曲げた変顔を作って見せてくれました(笑。

2014年7月15日(火)  昨日から夏休みモード突入の短縮授業(4日間父兄面談)で、
1時半の一斉下校です。 1時過ぎから見守って来ました。 先日、ひげの怪我を気遣って
「あかんでー、おっちゃん、見守りに来たらアカン! 早よかえり」と言ってくれた
3年生の女の子が帰って来ました。 「おかえり~」 「ただいま~、おっちゃん足はどない?」
「おうおう、お蔭で明日抜糸じゃ」 「抜糸って?」 
「あのなぁ、傷口をこう云う具合に糸で縫うとるじゃろう。 その糸の真ん中を鋏でプチッと
切るんじゃ。 ほいで糸の端をピンセットで摘まんで糸をピュッと引っこ抜くんじゃ」(笑。
「うわ~、痛そう、おっちゃん泣いたらアカンでぇ」 「泣きゃせんけど痛いじゃろうのう」(笑。
「おっちゃんが泣かんように気合を入れたるわぁ。 『ガマン!』」(笑。

こいつら、ほんとに楽しい奴らです(笑。

2014年7月16日(水)  昨日一昨日優しい声を掛けてくれた3年生の女の子が帰って来ました。 
「おかえり~」 「ただいま~、どうやった? おっちゃん痛かった?」(笑。
「痛かったよう~、ほいじゃがお前の “泣いたらアカンで~” を思い出して泣かんかった」(笑。
「おっちゃん頑張ったんやなぁ」(笑。  昨日の写真の右に写っている子です。
この子、3人姉妹の末の子です。 見守りを始めた4年前、一番上の子は6年生(現在中3)で、
2番目の子は2年生(現在5年生)、そしてこの子は幼稚園に通っていたんです。
それぞれに思い出が有ります。 


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コメント (4)
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