「マツバボタン(松葉牡丹)」 スベリヒユ科 ☆7月27日の誕生花☆
花言葉は… 可憐・無邪気・忍耐

7月27日(木) 今日の和泉市のお天気は8日連続 

“晴” 

の予報です。
という事で昨日(26日)も “晴” の予報でした。一日を通せばほぼカンカン照りでしたが、
午後~夕方にかけて曇って来ました。でも雨の気配はありませんでした。
最低気温は25.5℃、最高気温は34.9℃でした。曇らなければなぁ、 惜しいっ!
しかし本当にそろそろ一雨欲しいですよねぇ。と思っていたら今日の予報は “晴のち雨” ?
昨夜検索した時はそうだったのですが、今朝は “晴” に変わっていました。なんだよう、思わせぶりな
最高気温は35.6℃の予想です。今日こそ「酷暑日」?
明日も
晴天マークが並んでいます。降らんなぁ 
熱中症対策… “喉が渇く前に給水を” と呼び掛けています。
朝も昼も夜も暑い! たまらんわぁ
皆さん無理しないでクーラーを点けましょう!
続く猛暑に警戒
沖縄は台風・熱帯低気圧の動向注意 



晴天と猛暑が続く 熱中症に警戒を 夏の太平洋高気圧が東から本州付近を覆い、晴れて気温の高い日が多くなる予想です。
九州など湿った空気の影響で曇りや雨の日はあるものの、気温の上がる日が多くなります。
各地とも平年を大きく上回る真夏の暑さが続き、東京・大阪・名古屋などでも連日最高気温が35℃以上の猛暑日となる
可能性があります。夏休みで外出の多い時期ですが、こまめな水分補給を心がけ熱中症予防を万全に行ってください。
沖縄は台風5号の波や風の影響注意 台風5号はフィリピンの北・バシー海峡を北上中で、暴風域を伴ったまま台湾から
中国・華南方面に進む予想です。沖縄本島地方も含めて湿った空気の影響で雨の強まる可能性があり注意が必要です。
今日の花は 「マツバボタン(松葉牡丹)」 です。 暑い中、元気に咲いています。



原産地は南アメリカ、アルゼンチン、ブラジル周辺だそうで、暑さに強い訳です。
私の子供の頃に見た 「松葉牡丹」 は、この花より一回り小さかったように思います。


花びらが薄く、か弱い印象ですが、葉は多肉系で、日照りにもとても強い植物です。
多肉質の葉に水をたっぷり貯えているんでしょうね。


によると… 夏の定番草花の一つです。同じ仲間(属)のハナスベリヒユもポーチュラカの
名前で広く出回り、夏花壇や鉢植えに広く利用されています。
細い茎は細かく枝分かれして、這うように広がっていきます。葉は肉厚の棒状で先端がやや尖っていて短いです。
茎、葉とも多肉質で水分をたっぷり蓄えられ、乾燥に強いです。茎の先端につぼみを付けて、
大きくふくらんだものから1輪ずつ咲いていきます。花は短命で1~2日程でしぼんでしまいますが、
すぐに新たなつぼみが開いて夏の間は次々と花を咲かせてくれます。
花は径3cm~5cmほどで、一重と八重咲きがあります。色は赤、ピンク、サーモンピンク、オレンジ、黄、白など
豊富で絞り模様もあります。タネは非常に細かいですが、気温があればよく芽を出します。


山口県長門に伝わる 「松葉牡丹」 の民話です…
【昔、或る村に老夫婦が住んでいました。 或る日、老夫婦が畑に行こうと家を出ると、
途中、病気で倒れている南蛮の僧侶を見かけ、家に運んで看病してやりました。
元気になった僧侶は、老夫婦に可愛い南蛮の花の種をお礼に差し出しました。
その種はとても小さくて “黒い鉄粉のような種” でした。
老夫婦が畑の隅にその種を蒔くと、色とりどりの可愛らしい花が咲きました。
花好きの殿様がその噂を耳にして、花を見に来られ大層気に入られたそうです。
その後、その花を盗んでいく人達が後を断ちませんでした。



殿様は老夫婦をかわいそうに思われ、一計を案じられました。
花を欲しがっている人達を城に集めて種を配り、花が咲いたら鉢を見せに城に来るように、
そして、美しく咲かせた者に褒美を取らせると命令されました。
種は当然老夫婦にも配られました。


やがて夏になり、花の咲いた鉢を持った人々が城に集まりました。
しかし老夫婦の鉢だけは花はもちろん、芽さえ出なかったのです。
殿様は老夫婦が花を咲かせられなかった謝罪を笑って聞いておられました。
そのあと殿様は 「自分が渡したのは南蛮の花の種ではなく “鉄粉” だったのだ。
“鉄粉” から花が咲くものか。 花を咲かせた者はこの老夫婦から盗んだ種で咲かせたのだ」
と仰り、花盗人達を捕らえさせ、正直な老夫婦をお褒めになりました。
この可愛らしい南蛮の花というのは 「松葉牡丹」 のことで、この時初めて日本に伝えられたという事です】
今月27日は母が逝って丸6年(2017年没)になります
7回忌なのですが、集まってくれる予定だった家族の周りにコロナがまん延。
そしてひげの体調もイマイチという事で、私たち夫婦だけで行う事にしました。
2019年5月にお墓のある広島市内のお寺で3回忌と、母のお骨を先祖代々の墓に納骨しました。
その時はまだお墓に母の名前は刻まれていなかったので、墓石の業者さんに記入を頼んで帰阪。
後日業者さんから母の名前が刻まれたお墓の写真が届きました。あれからまだ一度もお墓参りをしていないのです。
毎年 “今年こそは帰省してお墓参り(名前の確認)を” と思っているのですが、コロナですもんねぇ。
コロナの患者数が少なかった時期は、ひげが手術していたり入院していたりして… 間の悪いことです
と、いう事で、せめて母の命日の前に、母のことを書いたブログを紐解き偲びたいと思います
2015年11月30日 昼ご飯の後、玄関先で母が妻に散髪をしてもらっていました。
明日から5日間、ショートステイにお泊りに行くのです(母にはまだ言っていませんが・笑)
少しでも小奇麗にして行ってもらおうと云う妻の心遣いです(感謝。
妻が 「お父さん、終わったよ~、お婆ちゃん靴を履いとるけぇ、このまま散歩に行ったら?」
よっしゃ 「おう、行こう行こう」 「ちょっと待ってぇやオシッコに行くけぇ」(笑。
これでは靴を履いとる、履いてないは関係ないな~(笑。
いつもの花壇まで散歩です。 先日まで冬の花を植える為に奇麗に整地されていた畑に、
ストックやハボタン、スミレが植えられていました。

「よっちゃん、こないだまで何も植えてなかったのに花が植えてあるよ」
こんな事は良く覚えているんですよね。 向かいの庭のミカンの実が無くなっている事も。
「ほうよね、自治会のガーデニング部の人が植えてくれとってんよねぇ」
「ほうねぇ、今度会うたら礼を言わにゃぁイケンねぇ」
「お婆ちゃん、今何月かいね~」 「まだ11月かいねぇ」
「ほうよねぇ、今日は11月の最後、30日よねぇ、明日から12月よ、12月」
「早いね~、もうすぐお正月じゃ~」(笑。
2015年12月01日 9時過ぎに母はショートステイに5泊6日のお泊りに行きました。
母に 「今日は何かする事は無いかいねぇ?」 と聞かれなかった事をいい事に、
迎えのバスが来る30分前まで母には知らせませんでした(笑。
知ると 「どこに行くん?」 「何日泊まるん?」 「お金は持って行くん?」
「着替えは何を持って行こう?」 の質問攻めにあうからです。
挙句は 「うちゃぁ一人でも家で待っとられるよ」 とまで言います(笑。
と言う事で慌ただしく迎えのバスに乗り込み、今回は涙の別れは有りませんでした。
なんか… だまし討ちにしたようで後味は悪いのですが…
夕食時、食卓まで母の手を引く事も無く、入れ歯しとる? よう咬んでゆっくり食べんさいよ、
と注意する事も無く、ホラまたご飯をこぼして… と気を揉む事も無く… 妻と二人の淡々とした夕食。
「お婆ちゃんが居らんようになったら、いつもこんな食事風景になるんじゃろうのぅ」(笑。
私と妻が同時に口にした言葉です。 母に手を焼き、イライラする事もありますが、
母の世話をする事が私たち夫婦の張り合い(励み)になっているのを、母のいない食事で感じました。
2015年12月04日 母がショートステイのお泊りに行って4日目。 寒い日が続いているので良い時に行ったと思います。
母はエアコン運転中のランプを見ては 「もったいないけぇ切っといて」 と言って来ます。
自分はと云えば、パジャマの上から綿入れのモンペを穿き、毛糸のトックリにカーデガン、首にスカーフを巻き、
その上から毛糸のネックウォーマーを付け、座布団型のヒーターを抱えてベッドに入り… 2枚の毛布に冬用布団(笑。
エアコンを点けているので脱げと言っても、エアコンの方を消せと言います(笑。
ずっと母と一緒にいるとストレスが溜まり、つい強い口調になる事もあります。
が、こうして何日か母と離れてストレスが取れると、今どうしているだろう、他のお年寄りたちと仲良くやっているだろうか、
夜はよく眠れているだろうか… 帰って来たらもっと優しくしなきゃと思います。
たまにはこういう優しさを充電する期間も必要ですね。
2015年12月06日 夕方、ショートステイに母を迎えに行って来ました。
その前に… 今日の母の出所?を祝って、母の好物の “ちらし寿司” を買いにスーパーへ。
スーパーの横には宝くじ売り場が有って、スピーカーで年末ジャンボの宣伝をしていました。
出所祝いに買っとくか?(笑。 “年末ジャンボ”は1等7億円が27本(前後賞54本)。
“年末ジャンボミニ”は1等7千万円が190本、2等は百万円が1,900本… う~ん悩むなぁ(汗。
まぁ10億円(前後賞含む)貰ってもな~(笑。 と云う事で、“ミニ”を… この小心者!
お泊り施設の玄関で少し待っていると母が出て来ました。
「ワシ、だれか分かるかいねぇ?」(笑。 「よっちゃん」 うんうん(笑。
「お婆ちゃん、私はだれか分かる?」 「よっちゃんの嫁さんよね」
「名前は?」 「・・・・・」 「なんねぇ? むっちゃんでしょうが、むっちゃん!」(汗。
「ど忘れしとったんよねぇ、むっちゃん、むっちゃん」(笑。
女性の介護士さんが 「沢山お手伝いしてもらって助かりました。お婆ちゃんありがとうね」
母も 「お世話になったねぇ」 と涙の別れ。
帰りの車の中では 「皆んなに挨拶はして来たかいねぇ?」 「うちの荷物は?」
「今からどこに行くんね」 「もう明日は仕事に行かんでもええん?」
(仕事に行ったと思っているようです・笑)。 家に着くまでずっとこの繰り返し(笑。
夕食時、出された “ちらし寿司” を見て 「ま~、お寿司よお寿司。 何事ねぇ?」
「お婆ちゃんの出所祝いよね」 「出所祝い? 何のことかよう分からん」
「お婆ちゃんがショートステイから帰って来たお祝いよね」
「ショートステイ言うてなんねぇ? うちがどっかに行っとったんねぇ?」
「ああ、もうええけぇ、食べんさい」 「まぁ~美味しそうなよ、いただきます」(笑。
はい、またいつもの日々が始まりました(汗or笑。
2015年12月12日 先日通販で買ったカニをいただきました。 母には食べやすいように蟹の腕を剥き身にして…。
早々に平らげた母が、私たちがカニの肩の部分にハサミを入れて身をほじくり出して食べているのを見て、
「うちにもちょうだいや」(汗。 「こんな面倒臭い事、お婆ちゃんはようせんじゃろう?」
「うちでも出来るよね」 と言うので一肩渡すと、やはりほじくり出すのが面倒なようで、すぐにかぶりつき…
ゲホゲホゴホ、涙を流しながら咳き込んで(汗。 小さな殻が喉に引っ掛かったようです。
「ほら見んさい! お婆ちゃんには無理なんよ」
まぁお茶を飲んで事無きを得たのですが…。 部屋に帰って5分もしないうちに
「もう晩ご飯は食べたかいねぇ」 「さっき泣きながら晩ご飯食べたじゃろう」(笑。
「??? うちが泣きながら?」 「ほうよねぇ、カニの殻を喉に引っ掛けて泣いたんよね」
「覚えとらんよ」 「はぁ(もう)ええけぇ寝んさい」 「はい」(笑。
2015年12月15日 今日は母の検診日(月1回)とデイケアの日です。
まず病院で検診を済ませ、その後その敷地内にある隣のデイケアに行きます。
ですが診察が終わるのが遅くなると、デイケアの入浴に間に合わなくなるので、車で早めに病院に連れて行くのです。
がその前に… 病院では緊張するのか検尿用のオシッコが出ないので、紙コップと
ガラスの容器を持ち帰り、家で採って病院に持って行く事にしています。
普段は何度もトイレに行くくせに、今日は病院と聞くと途端に出なくなります(汗。
「ええけぇ、トイレに座っとりんさい、出るけ~」 5分経ち 「お婆ちゃん出た~?」
「1滴も出ん」(汗。 「もうええわ~、病院で採ろう」
しかし、いよいよ家を出る段になって 「オシッコが出そう」 なんだかなぁ(汗。
紙コップになみなみと… 「なんね、これならさっき少しぐらい出たじゃろうに」(汗。
花言葉は… 可憐・無邪気・忍耐








という事で昨日(26日)も “晴” の予報でした。一日を通せばほぼカンカン照りでしたが、
午後~夕方にかけて曇って来ました。でも雨の気配はありませんでした。
最低気温は25.5℃、最高気温は34.9℃でした。曇らなければなぁ、 惜しいっ!

しかし本当にそろそろ一雨欲しいですよねぇ。と思っていたら今日の予報は “晴のち雨” ?
昨夜検索した時はそうだったのですが、今朝は “晴” に変わっていました。なんだよう、思わせぶりな

最高気温は35.6℃の予想です。今日こそ「酷暑日」?



熱中症対策… “喉が渇く前に給水を” と呼び掛けています。
朝も昼も夜も暑い! たまらんわぁ








晴天と猛暑が続く 熱中症に警戒を 夏の太平洋高気圧が東から本州付近を覆い、晴れて気温の高い日が多くなる予想です。
九州など湿った空気の影響で曇りや雨の日はあるものの、気温の上がる日が多くなります。
各地とも平年を大きく上回る真夏の暑さが続き、東京・大阪・名古屋などでも連日最高気温が35℃以上の猛暑日となる
可能性があります。夏休みで外出の多い時期ですが、こまめな水分補給を心がけ熱中症予防を万全に行ってください。
沖縄は台風5号の波や風の影響注意 台風5号はフィリピンの北・バシー海峡を北上中で、暴風域を伴ったまま台湾から
中国・華南方面に進む予想です。沖縄本島地方も含めて湿った空気の影響で雨の強まる可能性があり注意が必要です。




原産地は南アメリカ、アルゼンチン、ブラジル周辺だそうで、暑さに強い訳です。
私の子供の頃に見た 「松葉牡丹」 は、この花より一回り小さかったように思います。


花びらが薄く、か弱い印象ですが、葉は多肉系で、日照りにもとても強い植物です。
多肉質の葉に水をたっぷり貯えているんでしょうね。



名前で広く出回り、夏花壇や鉢植えに広く利用されています。
細い茎は細かく枝分かれして、這うように広がっていきます。葉は肉厚の棒状で先端がやや尖っていて短いです。
茎、葉とも多肉質で水分をたっぷり蓄えられ、乾燥に強いです。茎の先端につぼみを付けて、
大きくふくらんだものから1輪ずつ咲いていきます。花は短命で1~2日程でしぼんでしまいますが、
すぐに新たなつぼみが開いて夏の間は次々と花を咲かせてくれます。
花は径3cm~5cmほどで、一重と八重咲きがあります。色は赤、ピンク、サーモンピンク、オレンジ、黄、白など
豊富で絞り模様もあります。タネは非常に細かいですが、気温があればよく芽を出します。



【昔、或る村に老夫婦が住んでいました。 或る日、老夫婦が畑に行こうと家を出ると、
途中、病気で倒れている南蛮の僧侶を見かけ、家に運んで看病してやりました。
元気になった僧侶は、老夫婦に可愛い南蛮の花の種をお礼に差し出しました。
その種はとても小さくて “黒い鉄粉のような種” でした。
老夫婦が畑の隅にその種を蒔くと、色とりどりの可愛らしい花が咲きました。
花好きの殿様がその噂を耳にして、花を見に来られ大層気に入られたそうです。
その後、その花を盗んでいく人達が後を断ちませんでした。




花を欲しがっている人達を城に集めて種を配り、花が咲いたら鉢を見せに城に来るように、
そして、美しく咲かせた者に褒美を取らせると命令されました。
種は当然老夫婦にも配られました。



しかし老夫婦の鉢だけは花はもちろん、芽さえ出なかったのです。
殿様は老夫婦が花を咲かせられなかった謝罪を笑って聞いておられました。
そのあと殿様は 「自分が渡したのは南蛮の花の種ではなく “鉄粉” だったのだ。
“鉄粉” から花が咲くものか。 花を咲かせた者はこの老夫婦から盗んだ種で咲かせたのだ」
と仰り、花盗人達を捕らえさせ、正直な老夫婦をお褒めになりました。
この可愛らしい南蛮の花というのは 「松葉牡丹」 のことで、この時初めて日本に伝えられたという事です】

7回忌なのですが、集まってくれる予定だった家族の周りにコロナがまん延。
そしてひげの体調もイマイチという事で、私たち夫婦だけで行う事にしました。
2019年5月にお墓のある広島市内のお寺で3回忌と、母のお骨を先祖代々の墓に納骨しました。
その時はまだお墓に母の名前は刻まれていなかったので、墓石の業者さんに記入を頼んで帰阪。
後日業者さんから母の名前が刻まれたお墓の写真が届きました。あれからまだ一度もお墓参りをしていないのです。
毎年 “今年こそは帰省してお墓参り(名前の確認)を” と思っているのですが、コロナですもんねぇ。
コロナの患者数が少なかった時期は、ひげが手術していたり入院していたりして… 間の悪いことです

と、いう事で、せめて母の命日の前に、母のことを書いたブログを紐解き偲びたいと思います

2015年11月30日 昼ご飯の後、玄関先で母が妻に散髪をしてもらっていました。
明日から5日間、ショートステイにお泊りに行くのです(母にはまだ言っていませんが・笑)
少しでも小奇麗にして行ってもらおうと云う妻の心遣いです(感謝。
妻が 「お父さん、終わったよ~、お婆ちゃん靴を履いとるけぇ、このまま散歩に行ったら?」
よっしゃ 「おう、行こう行こう」 「ちょっと待ってぇやオシッコに行くけぇ」(笑。
これでは靴を履いとる、履いてないは関係ないな~(笑。
いつもの花壇まで散歩です。 先日まで冬の花を植える為に奇麗に整地されていた畑に、
ストックやハボタン、スミレが植えられていました。

「よっちゃん、こないだまで何も植えてなかったのに花が植えてあるよ」
こんな事は良く覚えているんですよね。 向かいの庭のミカンの実が無くなっている事も。
「ほうよね、自治会のガーデニング部の人が植えてくれとってんよねぇ」
「ほうねぇ、今度会うたら礼を言わにゃぁイケンねぇ」
「お婆ちゃん、今何月かいね~」 「まだ11月かいねぇ」
「ほうよねぇ、今日は11月の最後、30日よねぇ、明日から12月よ、12月」
「早いね~、もうすぐお正月じゃ~」(笑。
2015年12月01日 9時過ぎに母はショートステイに5泊6日のお泊りに行きました。
母に 「今日は何かする事は無いかいねぇ?」 と聞かれなかった事をいい事に、
迎えのバスが来る30分前まで母には知らせませんでした(笑。
知ると 「どこに行くん?」 「何日泊まるん?」 「お金は持って行くん?」
「着替えは何を持って行こう?」 の質問攻めにあうからです。
挙句は 「うちゃぁ一人でも家で待っとられるよ」 とまで言います(笑。
と言う事で慌ただしく迎えのバスに乗り込み、今回は涙の別れは有りませんでした。
なんか… だまし討ちにしたようで後味は悪いのですが…
夕食時、食卓まで母の手を引く事も無く、入れ歯しとる? よう咬んでゆっくり食べんさいよ、
と注意する事も無く、ホラまたご飯をこぼして… と気を揉む事も無く… 妻と二人の淡々とした夕食。
「お婆ちゃんが居らんようになったら、いつもこんな食事風景になるんじゃろうのぅ」(笑。
私と妻が同時に口にした言葉です。 母に手を焼き、イライラする事もありますが、
母の世話をする事が私たち夫婦の張り合い(励み)になっているのを、母のいない食事で感じました。
2015年12月04日 母がショートステイのお泊りに行って4日目。 寒い日が続いているので良い時に行ったと思います。
母はエアコン運転中のランプを見ては 「もったいないけぇ切っといて」 と言って来ます。
自分はと云えば、パジャマの上から綿入れのモンペを穿き、毛糸のトックリにカーデガン、首にスカーフを巻き、
その上から毛糸のネックウォーマーを付け、座布団型のヒーターを抱えてベッドに入り… 2枚の毛布に冬用布団(笑。
エアコンを点けているので脱げと言っても、エアコンの方を消せと言います(笑。
ずっと母と一緒にいるとストレスが溜まり、つい強い口調になる事もあります。
が、こうして何日か母と離れてストレスが取れると、今どうしているだろう、他のお年寄りたちと仲良くやっているだろうか、
夜はよく眠れているだろうか… 帰って来たらもっと優しくしなきゃと思います。
たまにはこういう優しさを充電する期間も必要ですね。
2015年12月06日 夕方、ショートステイに母を迎えに行って来ました。
その前に… 今日の母の出所?を祝って、母の好物の “ちらし寿司” を買いにスーパーへ。
スーパーの横には宝くじ売り場が有って、スピーカーで年末ジャンボの宣伝をしていました。
出所祝いに買っとくか?(笑。 “年末ジャンボ”は1等7億円が27本(前後賞54本)。
“年末ジャンボミニ”は1等7千万円が190本、2等は百万円が1,900本… う~ん悩むなぁ(汗。
まぁ10億円(前後賞含む)貰ってもな~(笑。 と云う事で、“ミニ”を… この小心者!
お泊り施設の玄関で少し待っていると母が出て来ました。
「ワシ、だれか分かるかいねぇ?」(笑。 「よっちゃん」 うんうん(笑。
「お婆ちゃん、私はだれか分かる?」 「よっちゃんの嫁さんよね」
「名前は?」 「・・・・・」 「なんねぇ? むっちゃんでしょうが、むっちゃん!」(汗。
「ど忘れしとったんよねぇ、むっちゃん、むっちゃん」(笑。
女性の介護士さんが 「沢山お手伝いしてもらって助かりました。お婆ちゃんありがとうね」
母も 「お世話になったねぇ」 と涙の別れ。
帰りの車の中では 「皆んなに挨拶はして来たかいねぇ?」 「うちの荷物は?」
「今からどこに行くんね」 「もう明日は仕事に行かんでもええん?」
(仕事に行ったと思っているようです・笑)。 家に着くまでずっとこの繰り返し(笑。
夕食時、出された “ちらし寿司” を見て 「ま~、お寿司よお寿司。 何事ねぇ?」
「お婆ちゃんの出所祝いよね」 「出所祝い? 何のことかよう分からん」
「お婆ちゃんがショートステイから帰って来たお祝いよね」
「ショートステイ言うてなんねぇ? うちがどっかに行っとったんねぇ?」
「ああ、もうええけぇ、食べんさい」 「まぁ~美味しそうなよ、いただきます」(笑。
はい、またいつもの日々が始まりました(汗or笑。
2015年12月12日 先日通販で買ったカニをいただきました。 母には食べやすいように蟹の腕を剥き身にして…。
早々に平らげた母が、私たちがカニの肩の部分にハサミを入れて身をほじくり出して食べているのを見て、
「うちにもちょうだいや」(汗。 「こんな面倒臭い事、お婆ちゃんはようせんじゃろう?」
「うちでも出来るよね」 と言うので一肩渡すと、やはりほじくり出すのが面倒なようで、すぐにかぶりつき…
ゲホゲホゴホ、涙を流しながら咳き込んで(汗。 小さな殻が喉に引っ掛かったようです。
「ほら見んさい! お婆ちゃんには無理なんよ」
まぁお茶を飲んで事無きを得たのですが…。 部屋に帰って5分もしないうちに
「もう晩ご飯は食べたかいねぇ」 「さっき泣きながら晩ご飯食べたじゃろう」(笑。
「??? うちが泣きながら?」 「ほうよねぇ、カニの殻を喉に引っ掛けて泣いたんよね」
「覚えとらんよ」 「はぁ(もう)ええけぇ寝んさい」 「はい」(笑。
2015年12月15日 今日は母の検診日(月1回)とデイケアの日です。
まず病院で検診を済ませ、その後その敷地内にある隣のデイケアに行きます。
ですが診察が終わるのが遅くなると、デイケアの入浴に間に合わなくなるので、車で早めに病院に連れて行くのです。
がその前に… 病院では緊張するのか検尿用のオシッコが出ないので、紙コップと
ガラスの容器を持ち帰り、家で採って病院に持って行く事にしています。
普段は何度もトイレに行くくせに、今日は病院と聞くと途端に出なくなります(汗。
「ええけぇ、トイレに座っとりんさい、出るけ~」 5分経ち 「お婆ちゃん出た~?」
「1滴も出ん」(汗。 「もうええわ~、病院で採ろう」
しかし、いよいよ家を出る段になって 「オシッコが出そう」 なんだかなぁ(汗。
紙コップになみなみと… 「なんね、これならさっき少しぐらい出たじゃろうに」(汗。