日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

異性学その12

2007-07-14 09:39:43 | Weblog
 男の子として生まれたとしよう。その子の精巣を直ぐに取り、外から見える格好も女性器にし、女性ホルモンを打ち続けたとしよう。果たしてその子は女性になり切れるだろうか?
 答えは、「ノ一」なのである。如何に生まれてから努力しても男は男でしかないし、女は女でしかない。何故か?
 それは、お腹の中にいる時、男の子の場合、Y染色体が精巣に作用して男性ホルモンを出させ、その男性ホルモンの影響を胎児の脳が受けることになり、妊娠4カ月~7カ月の間に男は男の脳に女は女の脳に完全になってしまうのである。
 それを示す一つの例として、次の有名なデータがある。つまり、1934年~1945年までに東ドイツで出生したドイツ男性に、年毎に、ホモ(同性愛)が多くなり、1946年以後は、又減少傾向になっている。
 その理由として、以下の如くに説明されている・・・第二次世界大戦の末期、男の子を妊娠していたドイツの母親達は、生死の危機にさらされ、すさまじばかりのストレスを受けた。その結果、胎児が充分な男性ホルモンをの影響を受けることが出来なかったから。男の子は、解剖学的には、一人前の男性ではあるが、脳は女の為、ホモセクシャルになったのである。
 女は男の気持ちがわからないと言い、男は女の気持ちがわからないと言う。それは、ヒトが犬の気持ち、ネコの気持ちがわからないと言うのと同じことと思えばいい。ヒトオンナ、ヒトオトコと言う(高等な)動物がいると思えばいい。しかし、ヒトは何故か、ヒトのオスとメスを同一視する傾向にある。
 私の場合、周りが殆ど女性であったので、女性の良さももちろん知っているが、女性の影の姿も見てきている。外国に行くと、何と考え方がこんなに違うのかと驚かされるが、それと同じで、女性って何でこんなにオトコと違うのかと何度も思ってきている。もちろん、個人差は大きいですが。
 男同士って響きがいいが、女同士って言う言葉、あまり響かないかな?意地悪ばあさんはあっても、意地悪じいさんはないみたいですね。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20070714/2

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

為になるかも知れない本(その148)

2007-07-14 06:57:51 | Weblog
○昭和52年11月13日(日)曇。(1.977年)
 カゼが少し治った。恵ちゃんとステ一キハウスに行って肉を食べた。美味しかった。県病にある自分のいい顕微鏡を持って帰ろうと思ったが、それがないと県病の小児科も困ることになるので、そうしないことにした。それに、こちらには3つもいいのがあるんだから。
○昭和52年11月16日(水)晴。
 宮崎医科大学が軌道に乗ってきた。外来に来た患者さんで、元気な割にレントゲンで左右差がはっきりと出ているので、H教授に、(医学生がいるので小さな声で)「異物は考えられないですか?」と言ったら、「そうか、異物か、異物があった、異物だ・・・」何てことになって、そうでなかったらどうしようかと思っていたら、やはり、そうだった(気管支異物)。
○昭和52年11月17日(木)晴。
 Y先生のクランケが亡くなって、ゼク(病理解剖)をしたらEFE(心内膜線維弾性症)であった。勉強になった。給料が何と17万を突破、嬉しい。
○昭和52年11月19日(土)晴。
 学会があった。まあまあの出来だったかな。早川教授と寺脇教授が強く拍手してくれたし、沖縄の知念先生が、沖縄での研修医の実態を話してくれた(主として沖縄県立沖縄中部病院のことを)。
○昭和52年11月22日(火)曇。
 Y先生のクランケが(白血病で脳出血して)亡くなった。ゼクは、説得しても取れなかった。Y先生が、「ゼクの説得、もうしたくない」とポツリと言った。僕も患者さんが亡くなったら、大学なので、説得してゼクを取らなければいけないのだなあ。Y先生は、原因がはっきりしているのは、説得しにくいと言う。自分も納得。今日は、Y先生が当直だったが、先生の患者さんが死亡したので、代わりに僕がした。当直は、5日に1回、少しきついかなあ。
○昭和52年11月24日(木)曇。
 薬局から、アトロビン8滴のことでガンガン言われた。病棟の婦長からも、ガンガン言われる。縦隔腫瘍の親と嘔吐(カラシア)の親からも、ガンガン言われる。いやになっちゃうよ、全く。
*カラシアの親御さんからは、今でも、毎年、賀状を頂いている。
○昭和52年11月25日(金)曇。
 田野にある商業高校にある衛生看護科に行って、午前中、45分間の3回、小児科の講義をした。ポイントだけを話した。まあまあだったかなあ。居眠りしている人はない感じで、真剣に聴いてくれた。マイクもあって、助かった。講義は何故か楽しいなあ、自分は、教えることは根っから好きなのかな?!

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20070714/1


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする