
日本の総理で、女性問題で直ぐに辞めた人がいた。政治家の田中角栄氏にも喜劇役者の二宮金五郎氏にも松下電器の社長の松下幸之助氏にも、妾らしい人はいた。古今東西、英雄の陰に女あり?しかし、そこにはそれなりのしっかりとした覚悟と倫理観があった。
アメリカやイギリスでは、政治家のそんなスキャンダルが政治界を賑わしているが、フランスやイタリアでは、政治家にそんなゴシップは当たり前らしく話題にもならないらしい。
あるテレビ番組で、東アフリカの人が来日して大きな牧場の主人に尋ねている。真面目な顔で、「奥さんは、何人いますか?」と。日本のその主人、その質問にびっくりして笑いながら、「もちろん、一人ですが・・・」と言うと、そのアフリカの男性、ホントにびっくりした感じで、「どうして?」と質問している。
ジョ一ジ・マ一ドックの統計によると、世界の849の民族社会における結婚形態では、「多夫一妻制」はわずか4民族、「一夫一妻制」は137民族。発展途上国に多い「一夫多妻制」は708民族となっている。一夫多妻制の多くは、本人同士の意見は無視されて、両人の親族の多くの男性により結婚相手が決められ、ブライドプライスとしてそれなりのお金が持参金めいた感じで新郎から新婦に払われている様である。
イスラム教では、4人まで女性と結婚できるとのイメ一ジが一人歩きしている感じに思える。インドネシアの人に尋ねてみると、子どもが出来なかった場合に、奥さんに許しを得てもう一人と結婚できるとのこと。バングラデシュの人に尋ねてみると、二人なんて99%いない、そんな人は、周りの人からも人間扱いされないだろうと言われた。サウジアラビアの女性に尋ねたら、少し違っていた。半分は、一人で、残りは複数と言われた。そんな男性は、決まってお金持ちとのこと(イスラム教の世界はとても貧しいと思われているが、石油を沢山保有しているサウジアラビアやクウェ一トでは、とても裕福な生活をしている人が多い。あるイラン人の話だと、イラクがクウェ一トに侵略した時、クウェ一トからイランに逃げてきたクウェ一ト人の多くは、高値なベンツなどの車に乗って来たとのこと)。
一夫一婦制の世界にいると、男性一人に女性一人が正常に思える。しかし、女性一人ではどうしても生きていけない世界では、それが不可能となる。
ライオンの世界では、ライオンの群れから離れて生きる一匹オオカミ的なメスライオンが時にいる。しかし、そんな一頭だけでの生活を強いられているメスライオンは、食事にありつけなくて悲惨な結果になっている(強いオスライオンの場合は、一頭でも逞しく生きていけるケ一スが多いが)。
ある人が言っていた、今の時代は、「男が家に帰った時、仕事をしないで家事に専念している奥さんがいるのが、一番の贅沢だ」と。
教訓その8:一夫多妻制は、女性が自立出来る立場にあれば、起きにくい。
あるアドバイス8:いろんな価値観の人がいる。それなりに今までの文化でそうなっているのであり、むべに偏見を持つべきでない。その内、×1が、○1になるかも知れない。×2や×3が、○2や○3になるかも知れない。現在、日本では、5組に1組のカップルが離婚し、5組に1組のカップルが家庭内離婚状態で、上手く行っているのは5組に1組しかいないとも言われている。30歳から35歳までの男性の約半分が、女性の約4分の1が、独身。結婚適齢期はなくても、出産適齢期はある。ストレス社会の為か、日本男児の精子の数が減少している。不妊のカップルも多くなっている。男女の結婚には、経済的な要因が大きいのは、確かなこと。エイズ感染者が増えていたり、若い人の子宮癌が増えていたり、クラミディアなどの性病が増えつつあるのは、確かに問題だが。今からどんな日本になることやら(国際結婚が多くなる?)?