外国人研修生のことが問題になっている。研修生からもお金を取り、受け入れ先からもお金を二重に取っているのだ。氷山の一角で終わればいいが。
本来の目的は、日本での研修にあるはず。しかし実態は、研修生は家への仕送りが主目的で、日本側としては安上がりな労働力が主目的となっていることは否めないだろう。
インドネシアの多くの研修生と懇意にしていたので彼らからの話で得ることが出来た知識であるが(約10年前のことなので、今はどうだかわからない)。3万が小遣いで、3万がそこでの生活費で、最低賃金(もあるのかなあ)で働いていた。日本人がしたがらない仕事をさせ、ケガをしても、お粗末な治し方をしていた(その実態を知って、同情していた)。彼らにしてみれが、本国に3万送れるだけで満足している様であった。多くの人が、又、来たいと言われていた。
日本では、殆どが集団生活をしていて、その周りの住民との交流は実に少ない。こちらに来る人は、それなりのエリ一トで、それなりの試験があり、又日本に来てからも日本語の試験を時々受けていた。
インドネシアの研修生の場合、一番の問題は、来る時に10万ほどのお金が必要なことで(後で返してもらえる)、それを親戚から集めるのが大変とのことであった。インドネシアで10万円なんて、スゴイ大金になる。バリに行った時に、ガイドの男性は、月に6000円しか会社からもらっていないと言っていた。又、生活費は、家族で2万前後で生活しているとも言っていた。
同じ様な感じで、医師の研修医制度の問題があると思う。医師不足の病院は、研修医でも数は医師として普通にカウントされるので、安い給料で雇えればそれに越したことはないと考えている。教える側も、自分のことで精一杯で、充分に教えることは出来ないと自覚している。そんな不自然の中で、ス一パ一ロ一テ一トが実施されている。
で、そこにどう言うル一トがあるのか定かでないが、派遣を充分にしてももらえる病院とそうでない病院がある。地域医療は、もう、崩壊している。
原点に戻って、根本から考え方を変えないと、かって医療が崩壊してしまったイギリスの様になりますぞ・・・・?!(イギリスでは、外国人医師が4割を占める?!)
あるサイトには、イギリスの最近のテロと関連付けて、以下の内容がありました。
イギリス政府は、サッチャー政権時代に小泉政権と同じくNHSへの予算を削減することで医療費を大幅に削減しました。それにともなってイギリス人医師の給与や待遇も悪くなり、多くの優秀なイギリス人医師がアメリカへと移住し、アメリカで医者をするようになりました。また、残った医師の士気は極端に低下し、その結果、医療崩壊が起きてイギリスの医師が極端に不足しました。
イギリスのNHSでは日本と違って、専門医の診察を受けるためにはプライマリケア医(いわゆるGeneral Practitioner:GP)の紹介が必要になります。アクセスが大幅に制限されているのです。したがって、医師が不足すると風邪の診療でGPの診察を受けるのに2週間待ち、ガンの専門医の診察を受けるのにトータル半年待ちというようなことが当たり前のようになってきます。待っている間に病状が進行して亡くなるということも多くなってきました。そこで、イギリス政府はどうしたか?
海外、特にEU諸国、アフリカやアラブ、インドなどから大量に医師を輸入したのです。
イギリスで医者にかかるとやけに色が黒っぽい人が多いというのはその辺の理由があるからなのです。ちなみに、あまりにイギリスが医師を輸入しすぎたため、アフリカでは優秀な医師が流出し、アフリカの地域医療が崩壊しました。
ブレア政権になって、この状況を改善しようということでイギリス政府はNHSの予算を増やし、医学部の定員も増やして医師を大量に養成(具体的には1.5倍)しようとしました。でも、この策には一つの大きな落とし穴がありました。一度に大量に医師を養成したため、医師の研修先が足りず、移住して英国医師国家資格を取得(これは他国の医師免許を持っている人が、イギリスの病院で一定期間臨床研修を治めて、一定のレベルが満たされれば認められます)しようを試みていた移民系医師を締め出さざるを得なくなったのです。
多くの移民系の医師は、故郷から家など財産をすべて売り払ってイギリスに移住してきていました。彼らは2年ほど医師以外の職をしながら、自分が研修病院にマッチングで採用され、英国医師国家資格を取るために研修できる日々を今か今かと待っていたわけです。ところが、移民系医師を締め出すと、彼らは完全に路頭に迷うことになってしまいます。家財道具を売り払っているので故郷に帰ることすら出来ません。
「イギリスで医師が足りないというから、わざわざ財産を売り払ってまでイギリスに来たのに、イギリス人医学生が増えたからと言って、突然解雇通告をしたり、研修受け入れ拒否をして我々を路頭に迷わせようとしている。人種差別も著しい」彼らにとってイギリス政府の政策はそのように映ったに違いありません。実はここ2年ほど、各地で移民系医師のデモが相次いでいました。
一つの可能性ではありますが、このようなイギリス政府の移民医師に対する扱いの悪さが今回のテロにつながった可能性は十分にあります。
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本来の目的は、日本での研修にあるはず。しかし実態は、研修生は家への仕送りが主目的で、日本側としては安上がりな労働力が主目的となっていることは否めないだろう。
インドネシアの多くの研修生と懇意にしていたので彼らからの話で得ることが出来た知識であるが(約10年前のことなので、今はどうだかわからない)。3万が小遣いで、3万がそこでの生活費で、最低賃金(もあるのかなあ)で働いていた。日本人がしたがらない仕事をさせ、ケガをしても、お粗末な治し方をしていた(その実態を知って、同情していた)。彼らにしてみれが、本国に3万送れるだけで満足している様であった。多くの人が、又、来たいと言われていた。
日本では、殆どが集団生活をしていて、その周りの住民との交流は実に少ない。こちらに来る人は、それなりのエリ一トで、それなりの試験があり、又日本に来てからも日本語の試験を時々受けていた。
インドネシアの研修生の場合、一番の問題は、来る時に10万ほどのお金が必要なことで(後で返してもらえる)、それを親戚から集めるのが大変とのことであった。インドネシアで10万円なんて、スゴイ大金になる。バリに行った時に、ガイドの男性は、月に6000円しか会社からもらっていないと言っていた。又、生活費は、家族で2万前後で生活しているとも言っていた。
同じ様な感じで、医師の研修医制度の問題があると思う。医師不足の病院は、研修医でも数は医師として普通にカウントされるので、安い給料で雇えればそれに越したことはないと考えている。教える側も、自分のことで精一杯で、充分に教えることは出来ないと自覚している。そんな不自然の中で、ス一パ一ロ一テ一トが実施されている。
で、そこにどう言うル一トがあるのか定かでないが、派遣を充分にしてももらえる病院とそうでない病院がある。地域医療は、もう、崩壊している。
原点に戻って、根本から考え方を変えないと、かって医療が崩壊してしまったイギリスの様になりますぞ・・・・?!(イギリスでは、外国人医師が4割を占める?!)
あるサイトには、イギリスの最近のテロと関連付けて、以下の内容がありました。
イギリス政府は、サッチャー政権時代に小泉政権と同じくNHSへの予算を削減することで医療費を大幅に削減しました。それにともなってイギリス人医師の給与や待遇も悪くなり、多くの優秀なイギリス人医師がアメリカへと移住し、アメリカで医者をするようになりました。また、残った医師の士気は極端に低下し、その結果、医療崩壊が起きてイギリスの医師が極端に不足しました。
イギリスのNHSでは日本と違って、専門医の診察を受けるためにはプライマリケア医(いわゆるGeneral Practitioner:GP)の紹介が必要になります。アクセスが大幅に制限されているのです。したがって、医師が不足すると風邪の診療でGPの診察を受けるのに2週間待ち、ガンの専門医の診察を受けるのにトータル半年待ちというようなことが当たり前のようになってきます。待っている間に病状が進行して亡くなるということも多くなってきました。そこで、イギリス政府はどうしたか?
海外、特にEU諸国、アフリカやアラブ、インドなどから大量に医師を輸入したのです。
イギリスで医者にかかるとやけに色が黒っぽい人が多いというのはその辺の理由があるからなのです。ちなみに、あまりにイギリスが医師を輸入しすぎたため、アフリカでは優秀な医師が流出し、アフリカの地域医療が崩壊しました。
ブレア政権になって、この状況を改善しようということでイギリス政府はNHSの予算を増やし、医学部の定員も増やして医師を大量に養成(具体的には1.5倍)しようとしました。でも、この策には一つの大きな落とし穴がありました。一度に大量に医師を養成したため、医師の研修先が足りず、移住して英国医師国家資格を取得(これは他国の医師免許を持っている人が、イギリスの病院で一定期間臨床研修を治めて、一定のレベルが満たされれば認められます)しようを試みていた移民系医師を締め出さざるを得なくなったのです。
多くの移民系の医師は、故郷から家など財産をすべて売り払ってイギリスに移住してきていました。彼らは2年ほど医師以外の職をしながら、自分が研修病院にマッチングで採用され、英国医師国家資格を取るために研修できる日々を今か今かと待っていたわけです。ところが、移民系医師を締め出すと、彼らは完全に路頭に迷うことになってしまいます。家財道具を売り払っているので故郷に帰ることすら出来ません。
「イギリスで医師が足りないというから、わざわざ財産を売り払ってまでイギリスに来たのに、イギリス人医学生が増えたからと言って、突然解雇通告をしたり、研修受け入れ拒否をして我々を路頭に迷わせようとしている。人種差別も著しい」彼らにとってイギリス政府の政策はそのように映ったに違いありません。実はここ2年ほど、各地で移民系医師のデモが相次いでいました。
一つの可能性ではありますが、このようなイギリス政府の移民医師に対する扱いの悪さが今回のテロにつながった可能性は十分にあります。
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