日本の心・さいき

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為になるかも知れない本(その151)

2007-07-17 06:24:19 | Weblog
○昭和52年12月19日(月)晴。
 先週と同じく、M先生と心カテをした。M先生は、外科タイプだなあ(当時、S先生とM先生が、東京女子医大で心カテなどの専門的な技術を習得していた)。朝からの二外科との心臓カンファランス、本当に有意義だなあ。これを何回も繰り返していたら、かなりの心臓の聴診力(肺の聴診は、さほど難しくないが、心臓の聴診が上手になるには、かなりの経験が必要。病名が当たっているかどうかは、心カテをして白黒付けられる場合が多い)、レントゲン像診断力、心電図診断力がつくだろう。それにしても、自分の循環器の力、S先生の足下にも及ばないなあ。
○昭和52年12月24日(土)雨。
 ○○小児科に行った。忙しくて、130人を越えて診た。少し慣れてきたが、多くなると、落としが多くなるではと思う。気を付けないといけない。いつも自分が診ていれば、もっといい医療が出来る様な気がするが。25,000円もらったが、タクシ一代を引けば、15.000円か(この日は、バタバタしていて、タクシ一を利用した)。
○昭和52年12月27日(火)晴。
 今日から休み。大学に行って、教授の回診に付いた。教授から、将来大学人として有望な人材みたいに言われた。第2ボ一ナスが、3.5万あった。高校に教えに行った分も入った。(28日~佐伯の両親の所に帰った)
○昭和53年1月1日(火)曇。
 年頭の所感
1、健康に留意する。
2、自分に厳しく、他人と学問に対して謙虚であれ。
3、急がす休まず、オ一ルラウンドに真の実力を身に付ける。
4、いい教師になる。
5、家庭を大切にする。
 朝8時半より働いた。○○先生からドサッと申し送りで手のかかる患者さんを引き受けた。○○(ネフロ一ゼ)は、胃炎で元気がない感じだし(ステロイドの副作用かも知れないし)、○○ベビ一は、今までの経過を知らないので、よくわからない。カルテを見てもどうも。いつも、まかされてから数日はよくわからなくて、数日経って主治医がちょうど帰って来た頃に、やっとわかる様になる感じだ(他のドクタ一も自分と同じ感じでそう言う人がいた)。いつも診ている主治医ほど、その患者さんにとっての名医はいないよ。
○昭和53年1月2日(月)晴。
 朝8時半までだったが、午前中よく働いた。○○ベビ一の胸写を撮り、血液検査をした(ブドウ球菌による肺炎だった)。新生児医療で困るのは、医師が親の見ていない所で深夜も休みの時も、一生懸命に働いていると言うことを知らないことだ。しかし、何かあれば言われるから大変だ。


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