小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

子どもを見るときの「目」にまでこだわる!

2009-10-01 06:46:53 | 「教師-子ども」関係の攻略法
<script type="text/javascript" src="http://ct2.inukubou.com/sc/1342110"></script> <noscript> カウンター
[PR] 美容整形 柏 戸建</noscript>

「教師とは,役者のようなものだ」

とある先生から教えてもらったことがあります。

確かに,「演じる」という役目をするときが多くあるように私も思います。

子どもをほめるときも,しかるときも,笑わせるときも,励ますときも。

そして,おもしろい授業をつくるときも。

無機質な言葉を届けたり,魅力ないパフォーマンスを繰り広げたりするだけでは,先生としての役目は果たせないでしょう。

そういう意味で,先生は役者のようなものとも言えると思います。

であれば,役者というお仕事は頭のてっぺんからつまさきまで,その見栄えにこだわるものです。

特に演技に力を入れるのは,「目」でしょう。

一流の役者さんの目は,演じる上でものすごい力をもっています。

これは自然と成せるものではなく,きっと相当な訓練から成せるものでしょう。

さて,先生の「目」

学級で子どもたちの前で話をするとき,あなたはどこを見て話していますか?

どんな目をして話していますか?

こんなとき,役者さんのように目にまでこだわっている人は,なかなか少ないかもしれません。

こだわったことのない先生は,きっと同じような目線の動かし方がくせになっているか,もしくは子どもから目をそらすことが多いように思います。

しかし,重要なボディランゲージの一つです。

一緒に考えてみましょう。今回は目線の動かし方について。

クラス全体を見れる目線の動かし方を身につける!

ということを心がけたいものです。

慣れないうちは,子どもたちの前で一般的な話をするときは,とりあえずクラス中を「Z」字の形に動かすとよいでしょう。

これで,クラスの子ども全体を見渡せることになり,みんなに話を届けたいという気持ちも伝わりやすくなります。

ですが,これを繰り返してばかりだと,ワンパターン化してしまい,聞く側もぎこちなくなってしまいます。

もう一つの方法は,中心から四方八方へと目線を広げる方法です。これはなかなか難しい。

まず目線をクラスの中央に置きます。ホームポジションです。

そこから中央→ななめ上→中央→真横→中央→ななめ下などとランダムに動かすのです。

「Z」の動かし方より,自然で,聞く側からしても受け入れやすいです。

そして,これらの動かし方に,ぜひもう一つ付け加えたい動きがあります。

途中で,ふわっと後ろの壁を見つめるように目線をあげる,という動きです。

これがあると,雰囲気がやわらぎます。話し手が大きく見えます。

常に聞く人を見つめ続けるのではなく,時々は視線を遠くに外すことも効果的です。

また,これらの目線の動かし方のスピードは,その話の内容によって変わります。

一般的な話をしているときは,落ち着いたゆっくりとしたスピードで。

楽しい話をしているときは,少し速く。

真剣な話をしているときは,一か所を見つめる時間を長く。

というふうに心がけるとよいでしょう。

これらの目線の動かし方は,役者さんと同じで,訓練が必要です。子どものいない教室でやってみたり,子どもを前にいろいろと試してみたりしながら,聞く側の手ごたえを感じてみましょう。

↓その他にもためになる情報がたくさんあります!

にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ