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久しぶりの授業中ネタです。
子どもたちがたくさん,さわやかに発表する授業は楽しいですよね。
教室のあちこちで「はい!」と,元気よく手があがり,様々な意見がでる。
教師としても理想とする授業の形の一つだと思います。
それは,発表する姿に,学習内容に子どもたちが興味がある,意欲的であるということが表れていると感じるからでしょう。
私も初任時代に,そんな子どもたちの姿をイメージして,授業にのぞみました。
結果,あれ?子どもたちが発表しない・・・
とても焦りました。
腕の低い私は,子どもの発表がないから,それ以降はうまく授業が進められません。
しまいには,「なんで発表できないんだ!」などと,どなる始末・・・
いやいや,未熟です。
「なんで発表できないんだ!」の質問に答えるならば,答えは一つ「先生の授業が,発問がヘタだから」です。
それからは,どうすれば子どもたちが発表しやすくなるのか,いろいろと考えました。
先輩の先生方の授業を見ました。
当時,私の初任者指導をしてくださっていた先生が,私の代わりに算数の授業を飛び込みでしてくださったのを見たときのことです。
驚きました。
私の授業ではほとんど発表しない子たちが,その授業では全員が元気よく手をあげているのです。何度も。
「なんで!?」
一つ単純なことに気付きました。これです!
発表させたい場面では,とーっても簡単な発問をする!
ということを,先輩先生の授業で気付きました。
言いかえれば,「クラスのだれでも絶対に分かる」ぐらいのことを発問するのです。
文章題「たけしさんがアメを32個もっています。それを5人の友だちに配ります。一人分は何個で,いくつあまりますか?」
発問「アメをもっているのはだれですか?」 「はい!」「はい!」
発問「アメはいくつもっていますか?」 「はい!」「はい!」
発問「何人の友だちに配りますか?」 「はい!」「はい!」
これは,簡単です。とっても簡単です。
だから,みんな手を挙げて発表したがります。クラスに勢いがつきます。
そして
発問「これは何算の問題ですか?」「アメは配ったあと,あまりがでますか?」などと,問題の芯に迫るような発問へと少しずつ変わっていきます。
こんな発問にも,前の超簡単な問題で子どもたちは勢いづいていますから,「はい!」「はい!」と進んで手を挙げます。
結果,みんながノリノリで,しかもしっかりと問題に取り組める算数になりました。
なるほど,基本,子どもたちは発表欲があるものです。
その発表欲を満足させてあげるために,簡単なことをたくさん発表させてあげるとよいのですね。
私は,そんな簡単なことは「分かってて当たり前」として,それよりももっと難しいことばかりを聞いていたのです。
だから,子どもたちは発表できない。委縮してしまっていたのです。
もちろん,難しい発問にじっくりと考え,意見してもらいたい場面もあります。
が,発問のすべてがそれでは子どもたちは発表できません。
授業の導入や,メリハリをつけたい場面では,子どもたちに元気よく発表させて活性化させたい。
そんなときは,とても簡単なことを発問しましょう。
コツは「聞いていれば,だれにでも分かる」くらいの問題です。
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