小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

なるほど,うまく伝えさせる攻略法としてそんなことも…!

2009-10-27 20:40:53 | 授業中の攻略法
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これまでに紹介した,子どもがうまく相手に伝えられるようにするための3つの攻略法

「一文はできるだけ短く区切らせる」

「説明に順序をつけさせる」

「一文ごとに「分かりますか」と確認させる」

というのは,結構手軽に指導できる,いわゆる「小技」です。

子どもたちにとっても実践がそんなに難しくない。

それでいてなかなかな効果がある。

私もお気に入りです。

これらに加えて,今回はもう一歩がんばってみる攻略法です。

子どもが相手にうまく伝えたいという場面は,いろいろとありえます。

算数のアイディアを説明するときもそうだし,国語の感想を発表する時もそう。

運動会の思い出をスピーチするときもそうだし,グループ内で意見を出し合うときもそうですね。

だから,上の小技に加えて,状況や子どもの発達段階に応じては,もっとチャレンジしてみたいことがあります。

主に,伝える際の文章全体の組み立て方についてです。

私もまだまだ勉強の途中ですが,いわゆる「大技」について考えてみましょう。

方法としてはいくつかありそうです。

「結論→理由」「はじめ→なか→おわり」「起承転結」を意識して話させる。

これは簡単にはできなさそうですね。高学年向きでもあるし,繰り返しの訓練が必要そうです。

そして,これらは場合によって使える場面がありそうです。

前に紹介した「順序をつける」も加えて,それぞれがどんな場面で有効か。

1順序をつけて話させる

→算数の解法や理科の実験など,アルゴリズムが明確にあるもの

2結論→理由 の順に話させる

→いわゆる演繹です。肯定・否定の討論的なものや,算数や理科でも結論を求める課題の場合

3はじめ→なか→おわり の構成で話させる

→社会や総合の調べ学習後の発表や,簡単な感想文,日記,グループ協議の結果の発表などの場合

4起承転結 の構成で話させる

→スピーチや自作の物語,長めの感想文

といった具合でしょうか。

なかなか指導も簡単にはいかないし,子どもたちにとっても簡単ではありません。

しかしその分,これらのことができたときには,相当な学力として認めていいと思うし,何より聞いている側に伝える力も大きいと思います。

何より,こんな形で発表をできたら,かっこいいですよね。

「小技」を基本としながらも,将来的には「大技」をできるようになりたいと,目標にしてあげましょう。

高学年であれば,先生が見本を見せながら,積極的にチャレンジしてみたいですね。

きっと,その他にも効果的な攻略法はたくさんあって,いろいろと実践されていると思います。

もしよければ,読者のみなさま,教えてください!

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