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これまでに紹介した,子どもがうまく相手に伝えられるようにするための3つの攻略法
「一文はできるだけ短く区切らせる」
「説明に順序をつけさせる」
「一文ごとに「分かりますか」と確認させる」
というのは,結構手軽に指導できる,いわゆる「小技」です。
子どもたちにとっても実践がそんなに難しくない。
それでいてなかなかな効果がある。
私もお気に入りです。
これらに加えて,今回はもう一歩がんばってみる攻略法です。
子どもが相手にうまく伝えたいという場面は,いろいろとありえます。
算数のアイディアを説明するときもそうだし,国語の感想を発表する時もそう。
運動会の思い出をスピーチするときもそうだし,グループ内で意見を出し合うときもそうですね。
だから,上の小技に加えて,状況や子どもの発達段階に応じては,もっとチャレンジしてみたいことがあります。
主に,伝える際の文章全体の組み立て方についてです。
私もまだまだ勉強の途中ですが,いわゆる「大技」について考えてみましょう。
方法としてはいくつかありそうです。
「結論→理由」「はじめ→なか→おわり」「起承転結」を意識して話させる。
これは簡単にはできなさそうですね。高学年向きでもあるし,繰り返しの訓練が必要そうです。
そして,これらは場合によって使える場面がありそうです。
前に紹介した「順序をつける」も加えて,それぞれがどんな場面で有効か。
1順序をつけて話させる
→算数の解法や理科の実験など,アルゴリズムが明確にあるもの
2結論→理由 の順に話させる
→いわゆる演繹です。肯定・否定の討論的なものや,算数や理科でも結論を求める課題の場合
3はじめ→なか→おわり の構成で話させる
→社会や総合の調べ学習後の発表や,簡単な感想文,日記,グループ協議の結果の発表などの場合
4起承転結 の構成で話させる
→スピーチや自作の物語,長めの感想文
といった具合でしょうか。
なかなか指導も簡単にはいかないし,子どもたちにとっても簡単ではありません。
しかしその分,これらのことができたときには,相当な学力として認めていいと思うし,何より聞いている側に伝える力も大きいと思います。
何より,こんな形で発表をできたら,かっこいいですよね。
「小技」を基本としながらも,将来的には「大技」をできるようになりたいと,目標にしてあげましょう。
高学年であれば,先生が見本を見せながら,積極的にチャレンジしてみたいですね。
きっと,その他にも効果的な攻略法はたくさんあって,いろいろと実践されていると思います。
もしよければ,読者のみなさま,教えてください!
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