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結局,振り返ってみれば,保護者からのクレームというのは,教師にとってつらいものではありますが,そこから学ぶこと,そこから成長することがとても多いものだということに気付かされます。
そのクレームの内容が,とても参考になるものであったら当然ですし,実はまったく理不尽なものであっても,そうです。
クレームがくるたびに,学級経営の在り方を考えさせられる。
クレームがくるたびに,保護者の心情を汲み取ろうと努める。
クレームがくるたびに,良好な人間関係の構築に向けて工夫する。
クレームがくるたびに,周りの人と相談する機会がもてる。
自分が広い視野をもって,懐深く構えていれば,どんな意見も自分の糧にできるものだというふうに,考えたいものです。
忙しく,学級の学習指導,生徒指導などに頭がいっぱいの毎日に,追い討ちをかけるようにクレームがくると,よい対処ができなくなりがちです。
そんな毎日を送っている教師は,保護者向けにぜひ心掛けたい。
「いつでも,何でも言ってきてください」という姿勢を示す!
クレームが入ってくる窓口をできるだけ狭くしたがるのが一般的かもしれませんが,逆にできるだけ広くしちゃいましょう。
一つは,前にも書きましたが,自分のためです。クレームが教師を育てます。
もう一つは,子どものためです。
狭く閉ざされた学級では子どもの成長に弊害があります。担任の独りよがりな教育に陥ってしまいます。やはり,広くオープンな学級で育てていく方がいい。
そして,保護者のためです。
自分の子どもを預けている学級の担任が,自分の声に耳も傾けてくれない,とても声もかけずらい雰囲気があるということでは,いろいろと心配でしょう。
常に声をかけやすい,何でも聞いてくれる先生のほうが安心です。好感がもてます。
オープンにするということは,閉ざすことよりも簡単なような気がしますが,それには勇気がいります。
自分の仕事への自信や責任も必要です。
となると,自然とオープンにすることで担任としての資質が高まるし,クラスの質が上がります。
ではどうやって「いつでも,何でも言ってきてください。」とするか。
・学級日報や週報の片隅に,何でも書いて,切り取って担任に渡してよいコーナーをつくる
・保護者会や家庭訪問のたびに,そのむねを伝える
・学期末や年度末に,保護者による学校評価を行う
・何らかの連絡があるたびに,お礼と,またお願いしますを伝える
という方法が考えられます。
あとは,保護者が何でも言いやすいと感じる,オープンな雰囲気の先生になることでしょう。
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