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忘れ物シリーズのラストです。(のつもりです。思いつけばまた)
忘れ物はあるもの,というスタンスで指導を続けていきますが,ある日,ちょっと異様なことに気付いたとします。
「ん?今日は15人も忘れ物がいる… そういえば昨日も多かったな… 連絡はきちんとしているのに… おかしい。」
クラスの中に忘れ物をする子の数が,急に増えだしたのです。
一応その子たちにも,決まったシステムの中で指導をして,その子たちも反省しているようには見えます。
が,その数が多いことが気になります。
そして次の日,また多くの子が忘れ物を報告します。
「どうしたんだ??」
授業に支障を大きくきたしてしまうことはもちろんですが,それ以上に,なぜこんなに多いのかが気になります。
不安になります。
こんなときは,敏感に察知しないといけません。
クラスの中に起きている悪い変化を。
この攻略法を覚えておきましょう。
忘れ物をする子の数が異常に増えだしたときは,クラスに何らかのトラブルが起きているとき!
ということです。
つまり,以下のようなことが考えられます。
・先生の帰りの会などでの連絡が,子どもたちに伝わらなくなっている
・子どもたちに「忘れ物をしてはいけない」という認識が薄くなってきている
・家庭の,学級経営への協力が得られなくなっている
・忘れもののあとの先生の指導が,子どもたちの心に届かなくなってきている
・子どもたちがきちんと学習の準備をできないほど疲れていたり,生活が乱れたりしてきている
という悪い変化が起きだしている可能性大です。
そんなクラスとしての土台の崩れは,忘れ物などの細かなところにも表れます。
もし,これらのトラブルが本当に起きているなら,そのうちすぐに,忘れ物だけでなく他のいろいろな場面にも悪影響を及ぼしてくるはずです。
「授業中に私語が増える」「遅刻気味の子が増える」「テストの点数が下がる」…
こういった変化には,担任として敏感でいたいものです。
早急な対処が必要です。
放っておけば,もっとひどいことになるという危機感を持ちましょう。
こんなときだけは,「たかが忘れ物」ではなく「されど忘れ物」です。
まずは,学級経営上のどこに問題があるのか,担任としての自分の言動を振り返ることが必要です。
そして,子どもたちの実態,子どもをめぐる環境,いろいろな視点から振り返ることです。
その後,トラブルの原因が見つかり,改善に向かうことができれば,忘れ物も自然と減ってくるものです。
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