小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

「できた!やった!」は20問で?5問で?

2010-01-11 09:25:48 | 授業中の攻略法
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前回の記事で,1日の閲覧者数が過去最高となりました。

うれしいです!

共感をいただいているもの,そうでないものもあると思いますが,みなさまにとって,小学生とともに歩んでいくための刺激になればと思います。

さて

「できた!やった!」という実感を感じさせるために,課題に取り組ませるときには,いろいろと仕掛けていくことにしました。

今日の計算ドリル7番という課題に対しては,

「できた人は,黒板に名前を書きにきなさい」

と,指示を出そうと思っています。

しかし・・・ ふと考えます。

計算ドリル7番は全部で20問あるのですが,この20問全てを解き終わってから,黒板に名前を書きに来るとなると…

(そうだな…この子たちの学力なら,だいたい20分ぐらいかな…)

ということが想像つきます。

って,ことは20分ぐらいしたらやっと名前を書きに来れるということなのですが,これでいいでしょうか?

(うん,いいだろう!20分ぐらいは集中して取り組ませないと!この20問は全部解けないといけないからな!)

うーん,そう思ってしまいがちでしょうが,ここは,もう少し子どもの側へ寄り添ってあげましょう。

目標はできるだけ小さく区切る!スモールステップ!

これでいきましょう。

20問を20分で解いて,一つの名前を書けるよりも,

5問を5分で解いて,たくさんの名前を書ける方が,子どもたちはうれしいし,やる気が持続するものです。

(たった5問!甘いよ!)

そう思うかもしれませんが,黒板に名前を書くぐらいいいじゃないですか!

何かものを与えたり,何かが減るわけではないのですから,たくさんさせてあげたらいいと思います。

この黒板に名前を書くという単純な行為が,子どもにとっては「できた!やった!」という実感につながるうれしいことなのです。

「5問解いたら,一つ書いていいですよ。」

「よっしゃー!!」

がんばる子は,自分の名前がたくさん黒板に並ぶことになります。

これはうれしい。

そして,先生にとっても,黒板を見れば子どもたたちの進呈具合は一目で分かります。

「お,ゆきこさんはもう15問も解いてるな」

「あれ,たけるくんはまだ5問か。困ってるのかな?」

20問で一つの名前だったら,そこまで細かくは見えませんから,やはりスモールステップでいくほうが指導もしやすくなります。

黒板は,「1番~5番」コーナー・「6番~10番」コーナーと,名前を書くところを区切っててあげるといいですね。

特に,学力の低い子たちに対しては,この目標のスモールステップは絶対に必要ですね。

ハードルが高すぎる課題だと,こういった子たちが挑んでいくのは大変なことですから。

スモールステップで,何回も「できた!やった!」を経験させてあげましょう。

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