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先生の知らぬ間に,教室内ではトラブルが起きます。
「しょうたくんのくつが隠されてます!」
「みゆさんの机に中に,ゴミが入れられています!」
といういじめに関する陰湿なものから
「うわっ,ろうかに落書きがしてあるよ!」
「だれ!?水道の水全部出しっぱなしにしてるの!」
という悪質ないたずらもあり,
「そこにゴミが山のように散らかってるんだけど…」
「給食こぼしてるね,そこ…」
というだらしなさもあります。
やっかいなのは「誰がやったか分からない」ということです。
トラブルを起こしたその子を直接指導することができない。
こんな状況は,とても先生の頭を悩ませますし,ひどくため息をつきたくなるものです。
そして,いわゆる「犯人探し」が,先生にも子どもたちにも頭をよぎります。
私が小学生だったころにも苦い思い出が。
教室の床にゴミが落ちていました。
紙を手形に切り取ったあとのようなゴミでした。
当時の先生(おじちゃん先生でした)が「だれだ!」と,激しくクラスみんなをどなりつけました。
「よし!全員並べ!この手形を当てはめていって,ぴったりだったものが犯人だ!」
とても長い時間をかけて,犯人探しが行われました。
今思えば,ゴミが一つ床に落ちていただけだったのに,こんな苦い思い出になってしまいました。
このように,誰がしたか分からない教室内でのトラブルが発生してしまったとき,(もちろんそのようなトラブルを起こさない学級経営に努めることが何よりですが,それでも)どのように対処するか。
小学校教員のだれもがぶち当たる壁の一つでしょう。
まず,共通して言えることは
「犯人探し」は,極力やらない!
ということだと思います。
「犯人探し」のさびしさは…
・関わりのない大多数の子が,いやな雰囲気の犠牲となる
・その子は,たまらないほど居たたまれない気分だろう
・その子が見つかる可能性は低い
・見つかったとしても,さびしさは消えず増すばかり
・先生のストレスも増すばかり
・とにかく,それに費やす時間の中で,よくなるものは何もない
私も,つまらない「犯人探し」から20年以上経つ今でも覚えているほどです。
やらないに越したことはないだろうと思います。
根本的な考え方としては,まずは「犯人」というとらえかたをやめるべきでしょう。
トラブルを起こした子も,その経験を経て,これから育てていく教え子の一人であり,決して「犯人」ではない。
そして,先生の目の届かぬところでトラブルが起きた,いや,起こさせてしまったという自分の未熟さを率直に反省することでしょう。
言い方は変ですが,その場に限っては「負けを認める」ことでしょう。
その場で,できるかぎりの償いをして,次に同じ負けを経験しないように全力を尽くすことです。
では,具体的に,その場ではどのような対処をしてばいいか・・・ また次回に
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