[PR] エレキギター</noscript>
今日は日本中が冬の嵐で大荒れでしたね。
私のところも南国九州にはめずらしいぐらいの寒さでした。
子どもたちは授業中もブルブル震えが止まりません。
でも,昼休みは元気に外でサッカーをしていました。私も。
さて
今回から考えてみたいのは,ずばり「先生が子どもの名前を呼ぶときの呼び方」です。
田中たろうくんという名前の子がいるとします。
先生は,この子を呼ぶときになんと呼びましょうか?
「田中くん」
「田中さん」
「田中」
「たろうくん」
「たろうさん」
「たろう」
それとも「たっくん」「たーぼう」
先生だからというわけではなく,人の名前の呼び方とは様々な形があるものですね。
人と人はいつも自然に名前を呼び合っているように見えますが,そこにはその人間関係が表れているものです。
「先生と子ども」の場合も同じです。
先生がその子をどのように呼ぶかは,どのような人間関係にあるかにも影響を与えるので重要だと思います。
まずは,そこを先生はしっかりと認識することでしょう。
先生が思っている以上に,その子は先生からの呼ばれ方を気にしているかもしれません。
私のこれまでの教え子との関係を振り返ってみると…
「くん付けで呼ぶ」「さん付けで呼ぶ」「下の名前を呼び捨てで呼ぶ」「ニックネームで呼ぶ」
いろいろとあったことに気付かされます。
それほど,やはり人間関係は固定的なものではなく,様々な形があったのだと思います。
呼ぶ私自身にも,内面的な変化があったのでしょう。
「私は子どもをこう呼ぶ。それは~だからだ。」
そう信念をもっている先生もいるかもしれません。
どういった呼び方が望ましいかは,深く考えてみる価値はあると思いますが,とりあえず,どんな呼び方にしろ共通して言えることは,
クラスの子たちで,名前の呼び方に差をつけない!
ということではないでしょうか。
要するに,「吉田さん」と呼ぶ子もいるのに,別の子には「橋本」と呼んでいる。
そんなことがあってはならないということです。
ふつうは,そういった「名字のさん付けや呼び捨て」に差があることは,ほぼありえないと思いますが,しかし慎重になってみることは必要です。
先生にも単純な思い込みのようなこともあるのです。
とてもおとなしくて勉強もできる女の子に「あゆみさん」と呼び,
クラス一活発でやんちゃな男の子に「さとし」と呼んでいる。
そんなこともありえます。
その子の人間性から自然にそう呼んでいるのかもしれませんが,そこには「先生と子ども」という関係に大きな違いが生じています。
ある子にとっては,それがひどく差別的に感じられたり,受け入れがたかったりすることも考えられます。
クラスの子たちにとって,担任の先生というのは,みんなに平等でいてくれる唯一の存在です。
そのことを認識して,名前の呼び方にも配慮し,そこにも平等であることを忘れてはいけないと思います。
↓今年もがんばれ!ランキングアップ!