[PR] 中古車 低</noscript>
まだ教師駆け出しのころ。
担任という役割だけで,他の校務分掌もほとんどなにもなかったころ。
多くの時間を費やした仕事の一つが「宿題やノートのチェック」でした。
・宿題の漢字の丸つけ
・宿題の算数プリントの丸つけ
・宿題の日記へのコメント
・算数ノートの丸つけ
・漢字テストの丸つけ
・テストの丸つけ ・・・
いろんなチェック物があり,未熟なことに,この大量のチェック物を時間をかけてみることに何の疑いもなく必死に取り組んでいました。
学校の先生とは,その仕事に汗を流すというイメージがあったのでしょうか。
しかし,経験を重ねるうちに,どうにか工夫できないかと考えだすようになります。
というより,校務分掌も増えだし,どうにかしなきゃいけない状況が自然とできてきますよね。
チェック物といっても,いろいろと種類があるので,どれも同様の方法で処理することは難しいですよね。
その中でも,こうった工夫ができるものがあると気付きだします。
子どもが自分で丸つけできるものは,丸つけさせるシステムをつくる!
これができれば,なんと画期的なことか。
多くの先生が,いろんな方法で試みていることではないかと思います。
しかし,単に「丸つけをしておきなさい。」「丸つけまでして提出しなさい。」と言っても,全員がしっかりとできるものではありません。
どんな場面でも,欠かしてはならないことがありそうです。
1.丸つけする時間を明確にする。
→「朝来たらすぐに」「プリントを解いたらすぐに」「5番まで解いたら」
2.丸つけする場所を明確にする。
→「前に来て,黒板に張ってある答えを見ながら」「教室横の長机で」
この単純な2つのことを徹底するだけでも,子どもたちはかなりできるようになります。
さらに,
3.丸つけする形態を工夫する。
→「となりの人と交換して」「グループリーダーが答えを言いながら」
4.間違ってたらどうするかを明確にする。
→「赤で正しい答えを書いて」「漢字は3回書いて」
を付け加えると,子どもたちに主体性が増し,丸つけも安定したものになります。
そして
5.丸つけしたものは必ず教師に届ける。
これを抜かさないようにすることです。
授業の途中でも,終りにでも,単元の終りにでも,必ず教師のチェックが入る必要があります。
そのチェックは,すべてを自分で丸つけし直すのではなく,サッと目を通して,しっかり課題ができているか,丸つけが正確にできているかを確認するためのものです。
これを抜かしてしまうと,いい加減にしてしまう子どもがでてきてしまいます。
こういった活動を繰り返して,そのクラスなりの「丸つけシステム」が安定したものとしてできあがれば,かなり効率的な学級運営に寄与することになります。
ぜひ,学年の早い段階に構築したいシステムの一つです。
↓そのほかにもためになる情報がいっぱい!ぽちっとお願いします!