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私が小学生のときの家庭訪問で覚えていることがあります。
先生が家に来て,(それだけで,なんか変な感じがしますが)先生が座ったとたん,すぐにうちの母ちゃんが,お茶をいれるために台所へ行ってしまったとき。
居間には先生と自分の二人だけになり,なんと居心地の悪いのこと…
子どもの自分が気の利いた世間話ができるわけでもないし,先生はたぶん,このあと何を話そうかで頭がいっぱいだし。
(早く母ちゃん帰って来い!お茶なんていいから!)
って思ってましたね(笑)
さて
家庭訪問で気をつけたいことがいくつかありますが,何十件も回る先生が何より気をつけなくてはいけないことがあります。
それは
先生は,どの家に対しても平等でいる!
ということです。
じゃあ,何を平等にしなくてはいけないか。いくつか考えられます。
◇家にいる滞在時間
ある家には20分いて,ある家には10分,なんてことにならないように
◇到着時刻のズレ
前半の家には予定通り,後半の家には30分遅れて,なんてことにならないように
◇着ていく洋服
フォーマル・カジュアルが日によってバラバラにならないように
◇口にするお茶菓子の量
大変ですが,食べた・食べなかったの差も,家にとっては気になります
◇話す話題
居心地のいい家で思わず何でもぺちゃくちゃしゃべったりしないように
◇子どものほめかた
ある家ではほめっぱなし,ある家では一つもほめない,なんてことがないように
といった具合でしょうか。
正直,保護者の方の雰囲気や,そこのお子様の様子によって,先生の振る舞いも変わってくるのが当然かもしれません。
しかし,「家庭訪問を平等にする」という基本線からは外れないようにしたいですね。
子どもに公平・平等でいるのと同じで,家庭に対してもやはりそうでしょう。
先生が帰ったあと,お母さんたちの間では,家庭訪問に来た先生の話題で盛り上がるのは必至です。
そこで「うちには30分もいたのよ!お菓子もお代わりまでしちゃって…!」「え~うちでは全然だったわよ!」なんてことにならないようにしたいですね。
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