ちょっと色気づいて,←ブログパーツを入れてみました。
以前,先輩先生に教えていただいたことがあります。
「連絡帳は,家の人がコメントを書いてきたのと,書いてきてないのと,分けて提出させるといいよ。書いてきた方だけ見ればいいんだから。」
なるほど。結構手間が省けます。
基本的に,コメントを書いてきた連絡帳に,お返事をするのが仕事ですから,それは効率的なやり方かもしれません。
でも,すぐに「!?」と思いました。
これは,かわいそうなやり方だと。
なぜなら,子どもにとっては
コメントをもらっていない連絡帳を提出する→先生は見もしない→子どもは,先生からも気遣ってもらえていない気がしだす→家の人にコメントを書いてほしいけど,書かれることはない→そんな日が繰り返される→なんのために連絡帳を提出しているのか分からなくなる→・・・
子どもは,先生が連絡帳を見る様子も,きちんと見ているものです。
先生が熱心に読んで書いている連絡帳が気になるし,中を開きもしない連絡帳をかわいそうだと思うでしょう。
子どもにとって,連絡帳は先生とおうちがつながる道具であって,実は先生が自分ちにだけ書いてくれる特別なメッセージ帳なのです。
だから,
時には,ずっと何も書かれていない連絡帳にコメントする!
忙しい中に,これは先生にとってはかなりやりにくいことかもしれませんが,努めてみたいと思います。
まず,必ず提出されたすべての連絡帳を開き目を通すこと。
もちろん,コメントあり・なしで提出場所を区別せずに。
そして,「先生はちゃんとぼくの連絡帳も見てくれている」という安心感を与えたいですね。
さらに,その開いた連絡帳を見て,前に書かれたコメントからずいぶん空白があると気付いた場合には,先生の方から何らかのコメントを書いてみましょう。
子どもをほめることや,保護者への感謝のコメントだったら,なんでもいいと思います。
「消しゴムを忘れた友だちに,自分のを一つ貸してあげていました。優しい一面が育ってきていますよ。」
「跳び箱で初めて8段が跳べました!今日はお祝いです!」
「忘れ物がとても少ないようです。ご家庭での毎日のご協力に感謝します。」
それだけで,子どもは連絡帳を毎日やり取りすることに喜びを感じられるようになるでしょうし,もちろん保護者の方も喜んでもらえるでしょう。
先生は,「ちょっと今日はゆとりがあるかな?」と思える日に,山積みになってる連絡帳から,サッと取り出してみましょう。
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