小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

先生 …そこに立たないで。

2010-05-18 17:55:53 | 授業中の攻略法

授業中、課題に取り組んでいる子のそばに行き、必要な個別指導をする場面は多々ありますよね。

今回考えたいのは、その際、先生はどの角度からその子へアプローチすればいいかということ。

子どもの正面からズカズカ指導する先生、背中越しに言葉をかける先生、いろいろといるのではないでしょうか。

   518

また,知らず知らずのうちに,先生にも癖ができてしまっているかもしれませんね。

重要なことは、この個別指導時の先生のポジショニングは、その先生の単なる癖ではなく、できるだけ効果的なものでなくてはいけないということです。

つまり

その子の特徴や、課題への取り組み方に応じてポジショニングを使い分ける!

ということ。

基本的には、以下のような使い分けが効果的だと感じています。

◆正面から指導する 

 …性格的に強気な子・その課題を得意としている子・集中できていない子

◆真横から指導する

 …性格的に弱気な子・その課題を苦手としている子・集中している子

◆真後ろから指導する

 …ちょっと手を貸してあげたいという場合のみ。 言葉は掛けない。

という3パターン。

なによりその子の立場になって考えてあげる指導の工夫です。

    5182

私たちだって、集中して取り組んでいるのに、ドカンと正面に立たれたくないし、真後ろから背中越しにいろいろと言われても落ち着かないし、不安になるものです。

先生と子どもの関係は、それ以前に人と人との関係です。

何気ない触れ合いの場面についても、よりよいものを探っていくことは、教師の役割でしょう。