一日の活動を終えての「帰りの会」
正直言って,先生にとってはかなりホッとする時間帯。
一日を乗り越え(もちろん放課後も仕事はあるが),子どもたちを帰すと,やはり満足感があります。
子どもたちにとってはどうでしょうか。
これは,様々かもしれませんね。
「やったー!家に帰れる!今日は何して遊ぼうかな!」も多いでしょうし,
「今日は学校楽しかったなー 明日の時間割は何かな」もいるでしょう。
「はぁ疲れた。早く寝たい」もいるかもしれませんね。
帰りの会にのぞむ子たちには,色々な気持ちがまざっていそうです。
ところで,ときに,帰りの会がとっても長いクラスがあります。
会順が超盛りだくさんなのです。
「黙想」「今日のピカリ賞」「係からの連絡」「めあての反省」「今日のことわざ」「先生からの連絡」「帰りの歌」「クラス握手リレー」・・・
先生が,学級経営上良かれと思って企画していることですが,あまりに長すぎる。
基本的に
帰りの会は最小限に短くする!
のがいいと思います。
理由1.一日の終りでみんな疲れている。そんなに集中力は残ってない。
理由2.放課後の時間は先生にとっても子どもにとっても貴重。奪ってはいけない。
理由3.会順が多いほど,日直や個々の仕事が多くなる。
理由4.マンネリ化してくる
といったところでしょうか。
特に理由1・理由2あたりが決定的です。
私の経験からしても,必要事項のみ凝縮して集中して,短時間にサッと帰りの会を済ませられる学級ほど,知的で,うまくいっているような印象があります。
どうしても帰り際に,子どもたちをほめる場面をつくりたい,クラスがまとまる瞬間をつくりたい,子どもたちに笑顔をつくりたい,という思いがあれば,何か一つ,時間をかけずに,頭を使わずにできるものを採用するといいでしょう。
あとは,できるだけ効率的にしたいものです。
基本,子どもは早く帰す!