朝の始業前,次々と登校してくる子たちとあいさつを交わし,猛スピードで連絡帳と宿題をチェックして…
1時間目の国語では,新出漢字の学習で,子どもたちの名前に入ってる漢字がたくさんあると喜んで…
2時間目の体育では,ドッジボールの勝ち負けにこだわりすぎる子どもたちに喝を入れて…
休み時間には,緊急連絡で集合がかかった職員室で不審者に関する情報をチェックして…
3時間目の生活では,秋の木の実や葉っぱを使ったおもちゃづくりで,子どもたちのどんぐりに穴を開ける作業で腱鞘炎になりかかり…
4時間目の算数では,くり下がりのあるひきざんで,黒板にあるブロックを動かしたがる子どもたちをなだめつつ…
給食では,野菜をなかなか食べられない子たちのところを回って励まし…
昼休みには,懲りずにドッジボールをする子たちの中で,けんかがおきたと駆けつけて…
これで当り前の一日です。
何も特別なことはない,いつもどおりの一日の終り,子どもたちを帰してしまってからふと一息つくころに,気付くことがあります。
(ん?今日は何回トイレに行ったかな?)
数えてみると,1回か2回…
いや,夕方まで全く行ってなかったなんて日も少なくないのです!
これはいけない!
先生もきちんとトイレに行く!
べきですよね。
自分だけかと思っていましたが,先輩の先生に聞いても,やっぱり先生ってトイレに行く回数が少なくなってしまう人が多いようです。
あまりに少なくて,膀胱炎の心配が出てくる先生がいるということも聞きました。
子どもたちに囲まれて,忙しすぎていけない。
明確な「休息」という時間がとれず,行きそびれてしまう。
精神的に気が張っていて,尿意を感じにくくなっている。
校舎の造りが,教室から職員用トイレまでの距離が遠く,行く時間がとれない。
そういった感じではないでしょうか。
やはり,健康第一。
朝から夕方まで一回も行っていないというのはよくない。
トイレにはきちんと,適切な頻度で行くべきです。
あまりに当たり前のことで,攻略法というには変な感じもしますが,先生にとっては心掛けたい「仕事術」だと思います。
「1日の中で,いつ,トイレに行く」
という習慣を決めて,それに合わせて一日の仕事の進め方を変えていくといいかもしれませんね。