職員会議の在り方って,学校によって様々ですよね。
おおざっぱに言うと,質の高い会議をできるところと,そうでないところとあると思います。
余談ですが
最近の授業時数増を受けて,各学校は日課表の見直しがなされていることと思います。
授業の時数が増えるのですから,必然的に放課後の時間が削られることが多くなります。
会議や部会,研修など,本当はもっとじっくりと時間をとってやりたい部分もあるのですが,それが難しくなってきています。
しかし,だからといってこれまでと比べてそういったことへの仕事の比重が軽減されているのかというと,実はそうではない。
これまで同様の,もしくはそれ以上のことを課されている,先生たちの放課後です。
あえて言うまでもないことかもしれませんが,やっぱり現場は多忙極まりない状況ですね。
さて,「会議」に話を戻して。
学校には,共有しなければいけない情報が多い。
各主任の先生が提案しなくてはいけないことが大変多いのです。
だから,会議は絶対に効率的に進めないと,学校の運営に致命的な支障をきたすことになるでしょう。
となると,会議に参加する人たちは,会議のいい進め方を,質の高い会議つくりかたを勉強しなくてはならいと思います。
一般の会社員などの人たちはきっとそういった分野のことも必然的に勉強しなくてはいけないから,身についている人が多いのだと思いますが,どちらかというと学校の先生は,こういったところが鈍い部分があると思います。
言い方は悪いかもしれませんが,教室内で子どもに指導するのが得意というだけでは,社会人としては通用しないとも言えますよね。
・・・と,話を「質の高い会議のために」に戻して,まずは
絶対に時間厳守!
これから入りましょう。
会議が始まる時間も厳守。
会議が終わる時間も厳守。
一人が提案に与えられた時間も厳守。
考えたり話し合ったりするために与えられた時間も厳守。
これが基本でしょう。
・・・って,当り前じゃないかって思う方も多いと思いますが,学校の会議って意外とこれすらできていない所も多いのです。
以前に,私も,朝の職員朝会の司会を割り当てられた日に,時間がきたので「朝会を始めます」と切り出したら,教頭先生に「ちょっと,待ってください。○○先生がまだ見えていないようですので」と,ストップをかけられたことがありました。
(えぇ!なんで!)っと心の中で突っ込んでしましたが…
言うまでもなく,集団としての規律を考えるなら,会議は始めるべきだと思います。
この時間を管理する役は,基本的には司会者ですね。
会議でいえば教頭先生(副校長先生)の役になることが多いでしょうか。
この司会者がしっかりとしていれば,時間厳守のルールを守っていくという約束は徹底されていきます。
そして,司会者だけでなく,会議に参加する他の先生たちも,このルールを絶対に守る意識をもつべきですね。
と同時に,提案をする先生は時間をかけすぎないように,短い時間で上手に伝える方法を身につけたいですね。
そして,最初に述べたとおり,多忙な一日のスケジュールの中で動いている先生たちですが,その中でも,「会議」といったみんなで時間を共有してしなければいけない仕事に向けて,時間を厳守できるよう,みんなが心掛けて,仕事の進め方を改善していける職場がいいですね。