小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

「せんせい,○○がなくなったぁ」また来たか!

2010-11-15 21:11:35 | 「教師-子ども」関係の攻略法

1年生の担任をしていて,子どもたちにとても多いのが,

「せんせい,○○なくなったぁ」

「せんせい,△△がいたぁい」

この2つですね(笑)

「なくなった」バージョンは,赤鉛筆がなくなったり,帽子がなくなったり,うわぐつの片方がなくなったり。

でも,慌てるなかれ。

子どもたちは,あまり探しもせずに,反射的に先生に言いにきていますので,

「困ったねぇ。床に落ちてない?」

「さっき体育館だったから,もう一回行ってみようか」

たいていの場合はすぐ見つかります。

「いたぁい」バージョンは,おなかが痛かったり,つこけてひざが痛かったり,指先の皮がむけて痛かったり。

これも,慌てるなかれ。

たいていの場合は,大事には至らないものばかりです。

かなり,ちょこっとしたことでも子どもたちは「いたぁい」で見せてきます(笑)

「ありゃりゃ,痛いねぇ。ちょっと見せてごらん。」

「少し椅子に座って,ゆっくりしてようか。」

先生が気にかけてくれたということで,痛みもおさまることも多いようです。

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もともと,それが目的で来ているとか?

こんなことばっかりだから,また「なくなったぁ」「いたぁい」が来ても,

(また来たか!)

と,軽く対応してしまいそうになるのが正直なところです。

だから反省します。

子どもの日常茶飯事的な訴えも,健康や紛失に関わるものは軽視しない!

急に大人っぽい文章になってしまいましたが(笑)

どういうことかというと,本当に重大な訴えであったのに,先生がとりあえずの対処をしたのち,子ども自身が忘れてしまっている,ということがあるのです。

本当に高価なもの,大事なものを原因不明で失くしていたのに,失くしたこと自体を子どもが忘れてしまった!

おなかや頭の,ひどい痛みを抱えているにもかかわらず,先生が「ゆっくりしてれば治るよ」と言ったので,ずっと我慢していた!

こんな事態が起きている場合があるということです。

これが稀に起こるので,(また来た!)と思いながらも,気が抜けません。

だから,毎度のことと思いながら,気の抜けた対応をしてしまっては,あとから大変まずいことになります。

「先生は何してくれたの?」

と,あとから保護者の方が問いただしたときに,「何も」なんてことになっては大きな責任問題です。

だから,健康に関わる訴えのときは,「休んでなさい」「保健室で熱を計っておいで」などととりあえずの対処をしたのち,必ず事後経過をみて,「どう?」と確認するくせをつけておきましょう。

紛失物に関するときも,「見つかっても,見つからなくっても,必ず先生に教えてね。いいね。」と約束させましょう。

高学年であれば,こういった訴えはあまりなくて,あったときには自然と心配もするかもしれませんが,低学年のうちには,とても多いので,こんなことも反省する日々です。

小さいうちは,こんな自己管理も,まだままならないんだといことを,改めて意識させられています。