人間は命をいただいて生きている。
それは、その通りだ。
だが、それを理解させるために、
小学生にブタを育てさせ、
それを食べるというのはあまりにも残酷だ。
映画の中で、卒業を控えた子ども達が
ブタの処分をどうするか話し合う場面がある。
10分以上にもわたる、一人一人の真剣な意見の応酬は
そのひとつひとつが純粋で率直だった。
先生は言う。
正解はない。
正解はないが、人の命も動物の命も尊いということに変わりはない。
その尊い命をいただいて私たちは生きている。
生きるという事の意味を改めて考えさせられた映画だ。