東京2020パラリンピックも最終日を迎えた。
本日マラソン。
6:30 男子車いす
6:40 女子車いす
6:50 男子視覚障害・女子視覚障害・男子上肢障害
それぞれのスタート時間に各グループが国立競技場を出発した。
私の家の前はスタートして30分くらいの地点なので
その時間にあわせ外に出てみた。
傘を差さなくても良い程度の小雨がぱらつくが、
暑くもなく、マラソンにはよいコンディションだ。
交通規制をされた沿道に集まった人は、
皆マスクをし、静かに待機している。
しばらくすると南の方から拍手が聞こえてきた。
その拍手の波が次第に近づいてくる。
懸命に走るランナーに沿道の全員から温かい拍手が送られている。
ここは10km地点だが、すでに間隔があいており
しばらくすると、また一人ランナーがやってくる。
その光景は舞台に上がる花道を順番に紹介されて駆け抜ける出演者のようだった。
拍手は性別や国籍、さらには障害に関係なく実に温かく平等に送られた。
強いて言えば、後ろを走る人ほど大きな拍手だったような気がする。
男子上肢障害T46・・10km地点で最後尾のランナー。
沿道の拍手に笑顔で手を振って応えていた。
私はたまらず「ファイトー!」と声を出してしまった。
すると、笑顔とガッツポーズで応え走り去っていった。
そのさわやかさが、あまりにも印象的だったので結果一覧でその選手を探した。
ハバルト・バトンハマル選手。
なんと、自己ベストで完走し10位に入賞していた。
フェロー諸島の代表だという・・
失礼ながら場所がわからなかったのでこれまた検索すると
デンマークの島だった。
いつか行ってみたいな・・そんな親近感を覚えた。
<マラソン 男子上肢障害T46結果 >