ケトルベルスポーツの重要なポイントに、フィクセイションがあります。
フィクセイションとはなんぞや?ですが。
頭上に上げたケトルベルが、”完全に静止した状態”です。
競技会では、審判がフィクセイションを判定します。
世界大会レベルになると、厳格に判定されて、1レップ毎に審判の判断を競技者自身が確認することを求められます。
審判がフィクセイションを不完全だと判断すれば、ノーカウントとなり、そのリフトはカウントされません。
競技会や、競技者自身のレベルが高くなるほど、求められる技術も高度になります。
そのように、ケトルベルスポーツでは重要なポイントとなるフィクセイションですが、競技としてではなく、スポーツの補強や、趣味としてケトルベルに取り組む場合には、フィクセイションをどのように捉えたらよいのでしょうか。
結論から言うと、ケトルベルに取り組む以上は、フィクセイションの意識は必要です。
なぜなら、その方が安全だからです。
ケトルベルトレーニングには、高回数トレーニングです。
動きも激しいです。
ケトルベルトレーニングに身体が慣れ、心身が強くなり、トレーニングレベルが上がる程に、身体が受けるダメージも増していきます。
フィクセイションを意識することで、身体が受けるダメージを少しでも減らすことが出来ます。
高強度のトレーニングを、安全に行うことが出来るようになります。
ケトルベルスポーツだけでなく、クロスフィットの競技でもケトルベルスナッチが取り入れられていますが、強い選手はやはり頭上でケトルベルがしっかりと静止しています。
ケトルベルがピタっと手首に吸い付くように静止するのは、見ていても非常に格好いいです。
ぜひ、安全にトレーニングを行って、より強くなってください。