ビバ☆スタビライゼーション

身体機能の向上を目指して

集中

2010-01-31 | スタビライゼーション
本日のトレーニングはスタンディングポジションとトルコ式ゲットアップ。

スタンディングポジションは片足50回×左右を基本にセットを組んでいます。
この50回という数字は集中力が途切れると非常にキツイです。

ウエイトトレーニングでもスクワットはベンチプレスなどに比べてそのキツさから敬遠されがちですが、スタビライゼーションにおいてもスタンディングポジションは非常にキツイポジションです。

集中できている時は規定の50回に達してもまだまだイケる感があるのですが、集中できていない時は50回が遠い遠い・・・。
集中できていない時はアライメントの保持に関しても甘さが出てしまっています。

私にとって、スタンディングポジションの50回という数値はトレーニングに集中できているがハッキリと表れる数字です。

集中できていない時は回数よりも、アライメントの保持に拘るようにしています。
アライメントを保持することにより、キツさそのものは間違いなくアップしますが、負荷は全身で受け止めることになりますし、全身が協調して働き出す気持ちの良い状態に入れます。

スタートポジションの前に

2010-01-29 | スタビライゼーション
本日のトレーニングはラテラルポジション。

スタビライゼーションといえばアライメントの保持なわけですが、実際にアライメントを保持するのは言葉にするほど簡単ではありません。
だからこそ効果があるのですが、重量などの数値で示されるものではないため自分では確認しにくいものです。

そんなアライメントの保持で大切なのが、スタートポジションのつくり方です。

まず最初に行うのが、腹筋に力をいれて頭・肩・腰のアライメントを一直線にするということです。
スタートポジションの体勢に入る前に、まずはこの体幹部分のアライメントをしっかりと作ってください。

体幹部分のアライメントが不完全なまま四肢を動かして、最終的に全体に修正を加えてアライメントを整えるというのはなかなか難しいと思います。
まずしっかりと体幹部分のアライメントを一直線とする。
その上で四肢をアライメントを整える。

必ずこのやり方をしなくてはいけない、というわけではありませんが、この手順で行った方がアライメントを一直線にしやすいと思います。
自分で行うアライメントチェックも、この手順で行った方が厳しく行えると思います。
アライメントが崩れた状態では、せっかくのスタビライゼーションも効果が半減してしまいます。

まずは頭・肩・腰のアライメントを一直線とし、腹筋でしっかりと固める。
その上でそのアライメントを崩さないようにしながら四肢を動かして指先、肘、膝、踵などの末端部分のアライメントを一直線とする。
ぜひこの方法を試してみてください。

やらない理由、やる理由

2010-01-28 | トレーニング
本日のトレーニングはドラウタビリティ。

トレーニング開始からほどなくやむを得ない理由で一旦休止。
再開後もまたすぐに休止に。
再度再開のトレーニングは時間的余裕が無いことが幸いし、無駄なインターバル無し、雑念無し、の結果オーライに。

時間が無い。
ある統計によると、運動をしなくてはいけないと思いながらもしていない理由の44%が ”忙しくて運動をする時間が無い” だそうです。

何事にも優先順位があり、勉強、仕事、育児、家事、趣味、その他諸々、どれもが大切で、時間も労力も必要です。
その中で、自分なりに優先順位をつけてやる、やらないを判断していると思います。

ここで問題になってくるのが、やらない理由探しです。
やる理由を探すのに比べ、やらない理由を探すのは簡単で、楽です。

やろうと思っていたんだけど、出鼻をくじかれちゃったし。

明日から。
次から。

やらない理由を探しているということは、やれるハズです。
やれるのに、”やりたくない”からやらない理由を探している。
本当にやれないのであれば、改めてやらない理由を探す必要はありません。
本当はやれるのに、やりたくないからやらない理由を探して自分を納得されようとする。

やらない理由を探している自分に気がついたら、即やる理由を探しましょう。
やらないより、やった方がいいに決まっています。

連動性、協調性

2010-01-27 | スタビライゼーション
本日のトレーニングはプローンポジション。

身体の協調性及び連動性を発揮することによってアライメントは保持されます。
これは、アライメントを保持しているとき協調性及び連動性は発揮されている、と言い換えることもできます。

そして、スタビライゼーションは接地面や関節の角度の変化により、身体に求める協調性、連動性を変化させます。
プローンポジションにおいても、接地面を両手両膝、両手両つま先から片手片膝、片手片つま先などど変化させていくことにより、求められる協調性、連動性を柔軟に変化させていきます。

単一の筋肉の筋力のみに頼っていてはアライメントを保持することはかないません。
アライメントを保持するためには、身体は全身を協調し連動する他に手は無いのです。

それを実現する為には、漠然とトレーニングを行うのではなく、しっかりと指先からつま先まで神経を行き渡らせる必要があります。
そうすることによってアライメントが保持され、自分の身体の実際の動きとイメージとの差異が埋まってきます。

これを繰り返すことによって、身体はより高度な協調性、連動性を身に着けていきます。

段階的にトレーニング

2010-01-26 | トレーニング
本日のトレーニングはスパインポジション。

身体機能の向上を図るとき、大切なことが段階的に鍛えるということです。
強弱は勿論、人間の発育過程に沿った段階を踏む必要があります。

人間は生まれ落ちてから、二足歩行で日常生活を営むようになるまでには通常決まった段階を踏んで身体機能を獲得していきます。
トレーニングにおいても、おおむねこの発育過程に沿った段階を踏むのが最も合理的な身体機能を向上させる手順となります。

スタビライゼーションでいえば、スパインポジションから始まり、プローン、シッティング、ラテラル、スタンディングの順に進むのが理に適っています。
勿論、実際のトレーニングと照らし合わせれば、この順番がそのまま発育過程に沿っているわけではありません。
スパインポジションで接地面が四肢である場合など、明らかに次の段階を飛び越している場合は当然発生してきます。
それでもトレーニングの指標の一つとして有効であると思います。


大切なのは段階を踏むということです。
突然、”どこでもドア”で山頂に降り立つことはできません。
また、山道を無視して一直線に最短距離を進むのも得策ではありません。
遭難やケガの危険性が潜んでいます。
既に三合目まで進んでいる人もいれば、まだ麓にいる人もいると思います。
自分の立っている場所から、目指す頂に続く山道を一歩、また一歩と丁寧に歩いていく以外には頂に辿り着く方法は無いということです。
遠回りのようでも、その方法が一番安全、かつ確実です。



未踏峰を行くのもアリですけど・・・。


行うデメリット、行わないデメリット

2010-01-25 | トレーニング
本日のトレーニングは休養日。

土日はケトル三昧でした。
というのも、新たに20kgのケトルベルを購入したからです。

今回ケトルベルを購入して真っ先に取り組んだのはケトルベルスナッチとトルコ式ゲットアップです。

どちらの種目も、これまで私が所有していた40kgのケトルベルではできない種目でした。
勿論私が出来ないだけで、世の中には女性でも出来ちゃう人もいるわけですが・・・。

それはさておき、さっそくこの2種目に挑戦してみました。

結果、どちらもこなせることはこなせました。
一番不安だった、スナッチでケトルベルを前腕にぶつけてイタタタタとなることもありませんでした。
それよりも、トルコ式ゲットアップでの前腕との接触部分がかなり痛いです。

ただ、スナッチに関しては当面はお休みとすることにしました。

なぜかというと、自己流で行うにはデメリットが大き過ぎる気がします。
自己流で身体に変なクセをつけたり、ケガをしたりする危険性を考えれば、ケトルベルスイングをやり込んだ方がいいのでは、と今のところは結論付けました。

というのも、スイングに関しては、徒手でシャドウスイングをしていて得心いったところがあったからです。
さっそくスイング時に実行してみたところ、それまでとはスピード感がまったく違い、身体で感じる負荷も歴然と違いました。

トルコ式ゲットアップはというと、スナッチに比べてこのままやりこんでもあまりデメリットは無いように感じました。
身体機能の向上に効果があるのはハッキリしていますし、やっていて非常に楽しいです。
トルコ式ゲットアップはやらないデメリットの方が大きいと思います。

成長の証し

2010-01-22 | ドラウタビリティ
本日のトレーニングはドラウタビリティ。

久々だったこともあり最初のうちはなかなか上手くステップが踏めず悪戦苦闘しました。
簡単なステップから始めて、身体の反応を高めながら徐々に複雑なステップへ移行していきます。

11月のトレーニングシンポジウムでドイツのフォス博士より、スピードトレーニングは疲れてからが本番だ、とのお話しを伺ったので滝のように流れる汗を拭きつつひたすらステップを踏みます。

実際、どんどんスピードが上がっていることが自分でもハッキリと実感できます。
頭の中のイメージに実際の動きが近づいていき、イメージのスピードを上げてまたそれを追いかけていく。
このイタチごっこがとても気持ちいいです。
こうなると、自分の中のどこにこんなスタミナがあったんだ、と思うくらいにステップが踏めます。

スタビライゼーションもそうですが、ドラウタビリティでもイメージに実際の動作が一致してきた時の気持ちよさ、成長を実感させてくれるこれが私は大好きです。

成長が実感できるからますますトレーニングに没頭する。
没頭するからまた成長する。
そしてますます没頭する。

この繰り返しが全てではないでしょか。

妥協せずに成長

2010-01-21 | トレーニング
本日のトレーニングはスタンディングポジション。

50回×左右を2種目、都合200回で1セット、各セットが5分間隔スタート。


妥協しない。

アライメントの崩れに気がついたら即修正。
1回毎の角度を浅くすることで50回クリアを優先させることがないように、角度を深く取って行う。
5分間隔スタートを守る。
壁や机など、バランスを崩した際に身体を支えられる物が近くにあるとかえってそちらが側にバランスを崩しやすくなるため、空間を確保。


全ては妥協から。

このくらいならいいか。
次からすればいいか。
今日は疲れているし。

この心が成長を邪魔します。

逆にこの心を克服すれば必ず成長します。
今克服すれば、次も克服できます。
次克服できれば、そのまた次も克服できます。
そしてそれが習慣となり、克服する必要もない、妥協の無い状態が日常となります。

妥協しない。
今日はそれを念じながらトレーニングしました。

バランス良く鍛える、しかも

2010-01-20 | スタビライゼーション
本日のトレーニングはラテラルポジション。

バランス良く鍛えていますか?

スタビライゼーションは一つのポジションの中に、いくつもの種目(ポーズ)があり、様々な動作・筋肉を鍛えることができます。

ラテラルポジションでも全身をくまなく鍛えることができます。
支持する手を変える、足を変える。
支持する位置を頭上側、腰側に変える。
支持する部位を変える。
フィニッシュポジションを変える。

ちょっとした工夫でラテラルポジションだけでも全身をバランス良く鍛えることができます。

しかも、アライメントを保持することによりターゲット部位だけでなく全身にスタビライゼーションは効きます。
ですから、ただ単に全身を鍛えることができるというだけでなく、全身の協調性、連動性を向上させることができます。


そして身体機能の向上は、必ず外見に表れます。
全身をバランス良く鍛え、全身の協調性、連動性を高め、動きも見た目も美しく格好良くなりましょう。


ストップ、スロー、クイック

2010-01-19 | スタビライゼーション
本日のトレーニングはプローンポジション。

まずはストップスタビライゼーションでしっかりとアライメントを保持します。
次々姿勢を変えながら、しっかりと身体と向き合います。

15分間はストップスタビライゼーションでしっかりと筋肉と神経を温めます。
準備が整ったところでスローとクイックも加えて動きを入れていきます。

姿勢によってはストップよりも動きがある方がアライメントを保持しやすいものがあります。
ストップの場合、筋力的に何秒も維持できない姿勢もあるからです。

逆に、動きがあると四肢の動きに体幹が持っていかれてアライメントの保持が難しい種目もあります。
フィニッシュポジションで四肢が体軸から離れているものなどはその傾向が顕著です。

スローの場合は、一連の動きに強弱が出てきます。

ストップ、スロー、クイック、この3つが補完し合うことで、より効果的に、確実に身体機能を向上させることができます。