中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 83 除夜釜そのⅢ

2011年12月30日 15時16分17秒 | 茶道
   
   お茶の事になると、ついつい熱く語りたくなります。
   除夜釜・・・最後は、お茶室とお道具について書いてみたいと思います。

   
   茶室とは、亭主(主催者)がお客様をお迎えする建物のことです。
   様々がありますが、このお茶室は「三畳台目切」という造りです。
   三畳・・・はお客様が座る畳の広さ・・・一畳、二畳、三畳、四畳半とあり、これらを小間。それ以上は広間と言います。
   台目・・・は手前をする畳の広さのことで、畳一畳の四分の三の長さを言います。 
   台目切・は炉の切ってある位置を言います。
   写真の右側くりぬきから見える畳が、手前座です。
   
   ←これは「短けい」利休型と呼ばれているそうです
   けいの字は敬の下に木と書きますが、PCでは見つけられませんでした。
  
   短けい・・・足の短い灯台を呼ぶのだそうです。         
         台座が箱になっていて、灯柱は差し込んで組みたてる。箱の中に、小物をしまって手軽に運べる。                  

   主茶わん・・楽焼・五代宗入(江戸・享保の頃)1700年代中頃。作風は無骨、釉薬に艶がなく、軽い焼き上がりが特徴。                  

   ←茶筅売りのお軸・江戸時代の年の瀬の風物であったとか

   その他、茶筅はご亭主の自作、御銘「払拭」(ふっしき)

   眼福・・・ありがたい一時でありました・・・
   季節を取り入れた設え。お心入れも心から楽しめました。
   
         ご準備の大変さを思うと「感謝」せずにはいられません。
              お茶は、おもてなしの心を学ぶお稽古なのです。

                除夜釜・・・のお話はこれで終わりです。

   
             
コメント (2)
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