お茶の事になると、ついつい熱く語りたくなります。
除夜釜・・・最後は、お茶室とお道具について書いてみたいと思います。
茶室とは、亭主(主催者)がお客様をお迎えする建物のことです。
様々がありますが、このお茶室は「三畳台目切」という造りです。
三畳・・・はお客様が座る畳の広さ・・・一畳、二畳、三畳、四畳半とあり、これらを小間。それ以上は広間と言います。
台目・・・は手前をする畳の広さのことで、畳一畳の四分の三の長さを言います。
台目切・は炉の切ってある位置を言います。
写真の右側くりぬきから見える畳が、手前座です。
←これは「短けい」利休型と呼ばれているそうです
けいの字は敬の下に木と書きますが、PCでは見つけられませんでした。
短けい・・・足の短い灯台を呼ぶのだそうです。
台座が箱になっていて、灯柱は差し込んで組みたてる。箱の中に、小物をしまって手軽に運べる。
主茶わん・・楽焼・五代宗入(江戸・享保の頃)1700年代中頃。作風は無骨、釉薬に艶がなく、軽い焼き上がりが特徴。
←茶筅売りのお軸・江戸時代の年の瀬の風物であったとか
その他、茶筅はご亭主の自作、御銘「払拭」(ふっしき)
眼福・・・ありがたい一時でありました・・・
季節を取り入れた設え。お心入れも心から楽しめました。
ご準備の大変さを思うと「感謝」せずにはいられません。
お茶は、おもてなしの心を学ぶお稽古なのです。
除夜釜・・・のお話はこれで終わりです。