
これは京都の出版社「芸艸堂・うんそうどう」から出版されている「日本画の学習書」です。
最近新しく建てられた「市立図書館」でお借りしました。
序言の部分に書かれている絵画の描法に大変感動!
「絵文」の指導法は現在のままこれでいいのか?
そんな、長年の迷いが少し解決したように思いました。
絵文のお稽古は「用意した5枚のお手本を」自由に描いて「楽しむ」が中心です。
以前入会なさった方が「デッサン・写生」からのお稽古が本筋だ・・・
と、主人に言われましたので・・・と、早々に退会なさいました。そうかなあ?
初心者が「写生」から入り、対象物をいきいきと写し取るのは容易なことではありませんぞ。
この本にも同じような事が表記されていて、我が意を得たり・・・(^-^)

先人の描かれた「作品」の「臨模」という学習方が、写生と同様に大変役に立つとあったのです。
臨模とは手本を傍らに置き、それを見ながら
様々な形を写すことを繰り返す学習方のことを言います。
しかしながらただ写すだけでは、上達するはずはなく・・・次の軌範を心掛けたいですね。
*気韻生動=いきいきと描くこと
*骨法用筆=的確な用法で描くこと
*応物象形=形を正確に描くこと
*随類賦彩=彩色すること
*経営位置=画面を構成すること
*伝模移写=手本を参考に写すこと
特に「伝模移写」を実践することが初心者には大切かも知れませんね。
これを繰り返せば、正確な形をつかめるようになり、やがてはいきいきと描いた
個性ある作品を生み出すことができるのでしょう!
長年の迷いが溶けた一冊との出会い・・・嬉しくて紀伊国屋から新しく一冊取り寄せました。
座右の書 にいたすべく

お稽古から帰宅しますと西空に綺麗な飛行機雲。
爆音をとどろかせて夢を載せて何処へ向かうのか・・・飛行機雲がなぜか好きな私です。

今日は37回目の結婚記念日でした・・・





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