中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 290 自分への助言

2013年02月14日 19時57分28秒 | 絵文
   

   これは京都の出版社「芸艸堂・うんそうどう」から出版されている「日本画の学習書」です。
   最近新しく建てられた「市立図書館」でお借りしました。

   序言の部分に書かれている絵画の描法に大変感動!
   「絵文」の指導法は現在のままこれでいいのか?
   そんな、長年の迷いが少し解決したように思いました。

   絵文のお稽古は「用意した5枚のお手本を」自由に描いて「楽しむ」が中心です。
   以前入会なさった方が「デッサン・写生」からのお稽古が本筋だ・・・
   と、主人に言われましたので・・・と、早々に退会なさいました。そうかなあ?

   初心者が「写生」から入り、対象物をいきいきと写し取るのは容易なことではありませんぞ。
   この本にも同じような事が表記されていて、我が意を得たり・・・(^-^)
   先人の描かれた「作品」の「臨模」という学習方が、写生と同様に大変役に立つとあったのです。

   臨模とは手本を傍らに置き、それを見ながら
                   様々な形を写すことを繰り返す学習方のことを言います。


   しかしながらただ写すだけでは、上達するはずはなく・・・次の軌範を心掛けたいですね。

   *気韻生動=いきいきと描くこと
   *骨法用筆=的確な用法で描くこと
   *応物象形=形を正確に描くこと
   *随類賦彩=彩色すること
   *経営位置=画面を構成すること
   *伝模移写=手本を参考に写すこと

   特に「伝模移写」を実践することが初心者には大切かも知れませんね。
   これを繰り返せば、正確な形をつかめるようになり、やがてはいきいきと描いた
   個性ある作品を生み出すことができるのでしょう!

   長年の迷いが溶けた一冊との出会い・・・嬉しくて紀伊国屋から新しく一冊取り寄せました。
     座右の書 にいたすべく

   お稽古から帰宅しますと西空に綺麗な飛行機雲。 
   爆音をとどろかせて夢を載せて何処へ向かうのか・・・飛行機雲がなぜか好きな私です。
   

   今日は37回目の結婚記念日でした・・・
   皆様ご訪問有難うございました・・・・・・