風炉になって、初めての「台天目」のご指導をいただきました。
夏は6月から9月までは写真のような位置に「風炉・ふろ」を据えてお点前いたします。
冬と夏で景色を変えます。「冬温かく」「夏は涼しきように」を旨とする。
茶道の心構えの基本です!
台天目は茶道のお稽古では「中級クラス」のお稽古でしょうか。
道具を扱う手数も多く、袱紗裁きも勺の扱いも難しいのです。
お道具の拝見が終わって最後のご挨拶を済ませるまでに「40分」近くかかるかも知れません。
お道具も、水差しは「杉の曲げわっぱ」茶杓は「象牙」と決まりがあります。
水差しの蓋に水をうって湿らせておくのも、「夏の涼」を演出しているわけです。
台の上に天目茶わんを載せて「台天目」・・・遠く唐から運ばれてきた由緒ある呼び名です。
↑ 「曜変天目・ようへんてんもく」碗の中にうかぶ瑠璃色の宇宙。
焼き加減により期せずして生まれた茶碗です。
現在「藤田美術館蔵」
追記・・・このようなお茶腕は日本に「5碗」しかないとfb友からお知らせを頂きました。
季節の花を「野にあるように活けて」
一時の静寂と緊張と語らい・・・・一服のお茶からピースフルネス!
手順はちっとも覚えられなくて・・・不届きな生徒ですが!
この緊張感と素晴らしいお道具に出会える喜びで・・・・33年をうかうかと過ごしていまいました。
写真は全て借り物です・・・お稽古場で、うっかり写しそびれたものですから。
ええ加減ですみません。
そんな今日!
皆様ご訪問有難うございました・・・・・・