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堤る我得具足の一太刀(ひっさぐる わがえぐそくのひとたち)
今此時ぞ天に抛(いまこのときぞ てんになげうつ)」
この辞世の句を書いた後、千利休は京都の自宅にて切腹をします。現代風に訳すのは至難の業ですが、
「人生七十年(人生七十)。えい!やぁ!とう!(力囲希咄:気合の掛け声)
我がこの宝剣で(吾這寳剣)、祖仏も共に我と共に殺してしまえ(祖佛共殺)、
上手く使いこなすことのできる刀を引っさげて(得具足:上手に使いこなせる武器・堤る:引っさげる)、
今、天にこの身を放つ(今此時ぞ天に抛)」といった意味合いになるでしょう。
*****少々コピペ*****
今日は直木賞受賞作・・・山本兼一の小説を実写化した【利休にたずねよ】を見てきました。
利休とは?
美への情熱。若き日の恋。最期まで守ろうとしたもの。
彼の心にひそむ美意識・・・・しっかりと「たずねてきました」
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映画が始まったとたんあっと言う間に引込まれました。
利休の草案になる「侘び茶」
茶室の佇まいに「韓国民家の様式」が、なぜ多く取り入れられているのか?
天才的な「目明き」として、様々な茶道具に新しい境地を開いたその美意識!
全人生をその「美意識」と「己の正義」を貫いて生きた雄々しさ!
海老蔵の押さえた演技と、共演者達の力量。
女性陣の神秘的な美しさ・・・・息をすることも忘れて見入った2時間あまりでした。
お道具も「本物」
白装束の前に置かれた「茶わん」は実際に利休が使用していたという。初代長治郎作・銘「万代屋黒・もずやぐろ」
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団十郎・・・体調の悪さをおして出演。最後の姿かなあと思うと
涙が頬を伝いました・・・最近涙もろい中井です!(^^;)
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ムクゲは韓国原産です。
朝咲いて夕には萎む一日花!
花の命を頂く、命とは「今を生きる」ということであろうか?
茶席には「ムクゲ」の花が好まれる。そんな理由も解き明かしてありました。
映画を見ながら思いだした物。
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昨年亡くなられた「茶道の師」とご一緒させていただいて、自ら削った「茶杓」
銘は「千代の友」とつけました。 形は珍しい「長刀型」です。
【千代】とは永遠と言う意味。英語で言えば【forever】
【友】とは広い意味で、ご縁のあったあらゆる方達。
この茶杓を用いた茶会を何時か開きたい・・・
さて、来年の初釜は亡くなられた先生への「献茶」式があります。
お点前役は。私が仰せつかりました。
映画館の席を立ちながら・・・私の人生から、やはり「茶の道」は外せないなあ!と・・・
様々に感銘を受けて帰宅致した・・・・中井でした!
皆様ご訪問ありがとうございました・・・・・・
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