中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 683 十七代永楽善五郎展

2016年05月05日 16時31分47秒 | 日記
   
   鴛鴦の香合
   永楽家の焼き物は、侘び寂びを追求した利休の形からは、少し離れた雅な物。
   その精緻な輝きに魅了されます。
   5月4日・・・お友達にお誘いいただいて、永楽家歴代の作品を集めた展示会に行って参りました。

   永楽家は、約500年の歴史がある京焼の名門。、千家十職のひとつ「土風炉・焼物師」にあたります。
   代々千家の茶道具や会席の器を作ってきたのですね。

   
   当代さんです。
   幸運にも会場内でお会いすることができました。
   奥様と可愛いお二人のお孫さんとご一緒でした。
  
    
   表千家家元の初釜で披露された干支(えと)にちなんだ
   交趾申(こうちさる)水指」(2004年、十七代作)。

  
   この展は、十七代善五郎の作陶50年を記念して、千利休が注文した土風炉の「切形」
   など門外不出とされてきた資料をはじめ、六代宗貞から十七代とその息子さん陽一氏の作品
   代表作品約250点が展示されていました。  

   茶懐石用の和食器。菓子器。茶碗。水差し。香合。蓋置。花入れ。ひな人形。12支の水差し。建水。
   真台子用の皆具。土風呂・・・等々。
   14代室・・・お悠さんの作品は特になじみ深く・・・師匠が菓子器をお持ちでしたので・・・

   緻密な華やかさに、ため息ばかり・・・触れてみたい・・・
   

       

       

       

      

      

   茶道に長く携わって参りましたが「本物」に触れる機会は滅多にないもの。
   伝統の技法の中に、その時代ごとに斬新な技法を組み込みながら、営々と積み上げられた作品群。
   見飽きない美しさ。瞳を凝らして・・・観て参りました。

   歴史を経て残された物は、つとに素晴らしいものであります。

   皆様本日もご訪問頂きありがとうございました・・・・・・
   
コメント
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