中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 806 桜梅桃李…一時に発す!

2017年04月10日 16時28分54秒 | 日記
    桜梅桃李・・・おうばいとおり・・・と読みますね。
    李はなじみのない字ですが「すもも」と読みます。
    李の実は「プラムやソルダム」と言った方がわかりやすいかもしれません。

    さて、今年は花の咲く時期が遅かったり、また早かったりと
    で、もしかしたら「桜梅桃李」はタイトルの如く「一時に発す」=一斉に咲いた~~~
    て、ことになっていそうです。
   
    ところで、それぞれの花の区別付くでしょうか?
    写真を載せてみましょう。

    まず桜です
   

    梅です
   

    桃です
   
  
    李です 
   

    李の花は白い色です。
    桜・梅・桃は、花の形・咲き方・枝振り・・・それぞれ違いますが、色は似通っていますね。

    咲く時期はそれぞれ
    梅 1月~4月頃
    桃 3月下旬~4月上旬頃
    李 3月下旬~4月上旬頃
    桜 3月中旬~5月中旬頃
         が開花の目安になります・・・

    春の遅い北国では「桜梅桃李…一時に発す」待っていた春が、一気に訪れるのかもしれません。

    ところでこの花たちにはまた別に意味もあって
    桜 梅 桃 李 それぞれ違った良さがある→ 
    私たち人間も一人ひとり違った良さがそれぞれにある。といった意味にもとらえられるそうですよ。
  
    李(すもも)に関しては「李下に冠を正さず」って諺もあります。
    スモモ(李)の木の下で曲がった冠をかぶり直すと
       スモモの実を盗んでいるのではないかと誤解を招く恐れがある

    誤解を招くようなことをしてはいけない。と言う戒めですね。

    今年の桜は「雨」にたたられました。
    寒さの中でも、曇り空の下でも、雨に打たれながらでも
    けなげに咲く花・・・やはり日本人の心揺さぶる花ですね。

    <世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし> 在原業平

    咲かなければ、まだかまだか、早く咲いてと待たれる花
    咲けば、咲いたで、咲いた咲いたと浮かれる花
    人の心をざわつかせる花・・・やはり春は「桜」でしょうか!

    今日はこんなところです。
    本日ご訪問くださいました皆様ありがとうございました・・・

    


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする