67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

マシュケナダといえば・・・ジョルジ・ベンですね!

2012-11-17 08:24:12 | jazz & vocal

Big Ben/Jorge Ben
(Philips PHM 200-170)

 マシュケナダといえばセルメン/ブラジル66の大ヒットで知られるラテン系楽曲の最高峰の一曲ですよね。事実自分が初めて聴いたのはこのセルメンであったし,ちょっと前のナイキのTVCMに流れて有名になったタンバトリオのバージョンでした。この2つのビッグヒットバージョンの作曲者としてクレジットされていたのが今日の主役Jorge Benです。いったいどんな奴がこのファンキーな名曲を書いたのか・・・?自分の中では、このジョルジ・ベンが一体どんなプレイやーなのか・・・?そしてベンが演っている作曲者自身のマシュケナダが聞きてぇ~なんてず~っと思いを募らせていました。あるとき国内盤CDで発売されたベンの"Samba Esquema Novo"の曲名クレジットを見てA-1"Mas Que Nada"を知った訳です。「ウ~ン,CDか・・・」と見送りつづけ「アナログに出会うまで辛抱」と心に決めました。

 そして,待つこと2年。勿論,ブラジルオリジナルのフィリップス盤が欲しかったのですが,米フィリップス盤をモノラルでゲットすることができました。タイトルこそ"Samba Esquema Novo"ではありませんが、ベンがギターを抱えた姿が何ともクールなアルバムかバーです。米盤タイトルはシンプルに”Big Ben"、“Brazil's Towering Talent"の副題が示すように、63年当時のアメリカ音楽界のブラジリアンミュージックへの傾倒ぶりが垣間みられる一枚です。驚いたのがベンのボーカルです。何とも哀愁を感じるその声質,ファルセットのように反っくり返るフレージングがとても印象的です。ファンキーなセルメン、タンバトリオもいいですが,作曲者自身の素朴ですが将来のカバー大ヒットを予感させる美メロディはブラジル好きははずせないマストリッスンのバージョンと思います。他の曲もボサ特有の美しい響きと癒しを与えてくれること間違いなしです。

 今回,ネットでBENのことをサーフィンしていたところ、こんな画像がありました。ベンのいかつい顔貌とは何ともミスマッチのVWタイプ1が印象的ですね。さすがVW、こんなところでも活躍しているんですね!