今春購入した、
ウグイスカグラの苗木から採れた赤い実を、
半世紀ぶりに頂いた。
この味!この味!甘いこの味!!
♡♡♡
亡き母や、
子供の頃のことがが蘇ってきた。
この赤い実が、
ずっと懐かしくて、
植物通販雑誌などで探していたが、
ようやく!
通販で今春購入できたのだ。
実家のウグイスカグラの木は、
坪庭から竹藪に抜ける場所にあって、
子供ながらに、
心地よい場所だった。
そして、
誰に教わったわけでもないが、
可愛い実に手が伸び、
その実が美味しいことを知ったのだ。
なのに、
母は絶対木の実は食べるなと命じた。
生け花を愛す優しい母だったが、
そういう時には鬼のような口調で怒った。
当時の田舎っ子たちは、
山の木の実だってなんだって食べれたのに、
私だけは禁じられていた。
アダムとイブではないけれど、
ダメと言われれば、
余計に食べたくなるではないか。
ようやく探し当てたウグイスカグラ。
花が咲いてきて期待が膨らみ、
地植えにして、
実を鳥に食べられないように覆いもした。
星の王子様が大事な薔薇を守るように、
私もウグイスカグラを守った。
私が食べたいがためにだから、
王子様とは、
少し意味合いが違うかもしれないけれどね(笑)
かくて10個が熟し!
わが口に。
「快なり」
(#^.^#)
大河ドラマの慶喜さんの「快なり」とは、
月とスッポンだけど、
私が快ならば、
周りの数人も笑顔になるのよ。
ちっちゃい世界だね。
ウグイスカグラの実も私も。
(*^^*)