風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

いま、会いにゆきます

2006年04月21日 | アート(本 美術 映画 音楽etc)
「いま、会いにゆきます」(市川拓司原作)
先日、テレビで放映されていたのを見ました。実のところ、あまり期待していませんでした。映画化された時、たっくん役が中村獅童?澪が竹内結子?そう思っていました。ちょっと違和感があったのです。映画化される、本が話題に上る前に原作を読んでいたから、よけいにそう思ったのです。

原作本「いま、会いにゆきます」は、娘が古本屋で買ってきて家にあったので、何気なく手にとってみたのです。どんな本に興味があるのかな~、そんな気持ちから呼んでみました。軽く読める本でしたが、作者の温かい気持ちが心地よく胸に響いてくる、そんな本でした。

本を読んでイメージができていましたから、映画はあまり期待しなかったのです。ところが、共演の中村獅童 と竹内結子の息が合っていて…。結構引き込まれました。子役の子も自然な演技で、可愛いかった!脇をかためる医師や保育士、会社の人たちがまた良かったのです。いい味出してました。役者はすごい!そう思いました。(共演した中村獅童 と竹内結子は、結婚しましたね。お似合いだと思います。プライベートでも素敵なファミリーなのでしょうね!)


雨の降る季節、亡くなったはずの澪が現れ、奇跡の時間が始まります…。
三人で一緒に暮らせる貴重な時間が、たんたんと静かに過ぎていきます。そして、別れが近かい事に気づいた澪は、一人では生きられないたっくんを小学生の息子に頼みます。目玉焼きの作り方や洗濯物の干し方などを教えていくのです。そして、たっくんには息子を託します。切ない場面です。謎が次第に解き明かされて…。

森からマイナスイオンが流れてくるようでした…。澪の切ない思いが伝わり、胸が痛みます。生きること、家族や仲間や知人とのかかわりなど、普段あまり気にしないことですが、その大切さを再認識させられる映画でした。


コメント (4)
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