風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

おお!モッツェレラ?

2006年09月07日 | 暮らし
「とろーり、とろとろ?」
「違うな~。ドロドロ、ドロ~リ?」
「いや、もっと迫るような感じ。ドッドッ~?」

ハンバーグを箸で切った時、
なだれ込むように顔を出したチーズに驚いた。
口に入れて、またちょっとした衝撃を受けた。
モッツァレラチーズがたっぷり入っていた。
ハンバーグを一口頬張り、また嬉しい驚き…。

「とり~り?」
「とろりん?」
「やっぱり、ふわ~り?」

適切な言葉が出てこない。
あの嬉し楽しの感覚表現は難しかった。
なんとも言えない食感がたまらなかったのだ。

9月5日夜。
末娘が久し振りにハンバーグを作った。
(彼女が最初に料理本を見ながら作ったハンバーグの味も、
肉汁がタラ~リ出てきて、そのジューシーなことといったら、忘れられない味になった)
今回のハンバーグもこれまた、ちょっとした衝撃的な味わいだった。

その日、彼女は久し振りに高校の時の仲良しに会うために出かけていった
東京芸大受験に挑戦しているMちゃんと会っておしゃべりした。
その帰り道、スーパーで食材を買い込んだのだ。
午後7時、仕事を終えた私を迎えに来てくれた。
彼女の運転で一緒に帰宅した。

家に着き、彼女がキッチンに立った。
ハンバーグを作り始めた。
「じゃあ、お母さんがサラダとスープを作るね」
二人でクッキングが始まった
「彼はチーズ入りハンバーグが好きなんだ」
「そうなの」
「ハンバーグ、料理の本見なくても作れるようになりたいんだ」
「そうか」
「うん。今日でもう覚えたから大丈夫!」


さあ、夕餉の支度ができた。
グループ展の制作で忙しい長女を呼んだ。
2階に向かって
「ご飯ができたよ~。はやく降りといで!」
「は~い」
長女がテーブル・セッティングをした。
うわ~美味しそう