今年も9月11日がやってきました。
あの日、私は自宅のTVで、旅客機がWTCに突入する衝撃シーンを生中継で見ました。
その夜は、所属部署の飲み会が予定されていたのですが、私は2日前に初めての海外出張から帰ってきたことから、胃と心の休養をとるべく、飲み会を欠席して、自宅でぼ~っとTVを見ていたという次第。
NHKのアナウンサーの「ニューヨークのWTCに小型機が衝突し、WTCで火災が発生しています。WTCの現在の映像です」とか何とかというコメントで画面が切り替わってしばらくすると、中層階から煙を上げるWTCに向かって小型機(この時はセスナくらいの小さな飛行機かと思いました)が飛んできて、そして激突
録画映像を見ているのかと思いました。ところが、アナウンサーは、「これは現在の映像です。別の飛行機がWTCに衝突したようです」とコメント。
これが「事故」ではなく「事件」だと思いました。
私、昔、ニューヨークに遊びに行ったことがありました。
その時、WTCにも行き、展望台に登りました。あいにく天候に恵まれず、ほとんど雲しか見えませんでしたけれど…。
この「アメリカ東海岸の旅」で撮った(撮ってもらった)写真の中で、一番のお気に入りがこの写真でした(自分の顔に加工を施しています)。
今、同じ構図で写真を撮ろうとしても撮れないんですよね。
ニューヨークでは、国連本部も見物し、自分へのお土産にTシャツを買いました。
それまでも「WORLD PEACE」がメッセージになる=WORLD PEACEが実現していない状況が続いていたにしても、2001年9月11日を境に、WORLD PEACEが夢物語ではないかと思われるような混沌に突入してしまったことは、ホントに悲しいことです。
イスラム原理主義者の主張や行動を(TVや新聞・雑誌を通じて)見ていると、「イスラム教というのは何と排他的な宗教なのだろうか」と思ってしまいますが、本来、イスラム教は他の宗教も受け入れるきわめて寛容的な宗教だったはず。どうしてイスラム原理主義が跋扈するようになってしまったのでしょうか?
イデオロギー・宗教・国・民族・部族の間で有史以来延々と続けれらてきた争いを無くすことは、不可能と思えるほど困難なことです。また、憎しみ・恨みの連鎖、報復の応酬を断ち切ることも激しく困難なことです。
「『難しい』と言うだけなら誰にでも言える」「『難しい』理由ばかり探すな」「このままじゃ先に進めない」なんて、聞いたことのある叱責が聞こえてくる気がします。
でも、どうしたら良いのでしょうかねぇ。そんな難しいことを考えてみたい「9月11日」です。
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