新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

PAって凄い技術だと思う

2009-09-29 21:53:20 | 日記・エッセイ・コラム

PA=Public Address、日本語にすれば「公衆伝達」となるらしいですが、とりあえず、コンサートやイベントでの音響装置だと思ってください。

ちなみに、「address」はふつう、「住所」という意味に使われますが、ここでは「演説」の意味で、「PA=公衆(public)に演説(address)を届ける装置」ということになります。
以前、海外の会議の式次第を見たとき、冒頭に「Opening Address」というのがあって、なんじゃこりゃと思いました。このaddressも「演説」の意味で、「Opening Address=開会のご挨拶」でした。

   

話を元に戻します。

コンサート会場の音響特性は、その会場独自のもので、同じものを捜すのは至難の業(わざ)です。私の乏しい演奏者(この言葉を使うだけでもおこがましい)としての経験でも、演奏して気持ちの良い会場、落ち込む会場とさまざまでした。

残響の多寡に限っていえば、残響の多い会場、少ない会場、そして、多すぎる会場と3つの会場があるとしたら、私なら、残響の多い会場が一番好きでしょうかねぇ。更に残響の多寡だけでなく、周波数特性、低音がこもりやすいとか、高音が特に響きやすいとか、そんな違いもあります。

クラシックや私がやっていた吹奏楽は基本的に、いわゆるunplugged、アンプやスピーカーを使いませんので、どれだけ会場に合った演奏ができるのか、責任はすべて演奏者にかかってきます。

一方、PAを使う音楽は、演奏者とPA技術者とのコラボレーションで音を聴衆に届けることになります。会場ごとにまるで違う音響特性の中で、いかに演奏者の良さを聴衆に伝えていくのか、そこがPA技術者の見せ所です。

しかもやっかいなことに、会場に詰めかけた聴衆の多い・少ないで、音響特性は変わってしまいます。人の体って、結構、音を吸収してしまうそです。
ですから、開場前の会場でしっかりと「音づくり」しても、満員の聴衆が入った状況(本番)で、狙ったとおりの音を出せる保証はないということ。

   

私が音響技術の奥深さの一端を感じたできごとを紹介します。

私の浴室にはMP3プレーヤーを置いています。浴室でも使えるように設計・製造されたもので、去年初めに買いました。

お風呂に入るときの定位置に置いて「記念撮影」

090929_2_1


このプレーヤー、うちの給湯設備と同じくノーリツ製です。

え?ノーリツ?って感じじゃないでしょうか。でも、水濡れや湿気に負けないエレクトロニクス、とくれば、ノーリツの守備範囲と言えないこともありません。もっとも、音響技術はどうか、という問題が残りますが…。

スペックはノーリツのHPでご覧ください。


おっと、Amazonでも扱っていました。

ノーリツ 防水MP3プレーヤー juke tower SJ-10MP ノーリツ 防水MP3プレーヤー juke tower SJ-10MP
価格:¥ 10,500(税込)
発売日:2008-04-21


スピーカーは50mmのフルレンジスピーカー1個と、かなりショボイのですが、風呂場で鳴らすと、意外なことに、結構聴ける音を出します。

090929_2_2


低音だって、ボンボン出ます。浴室という特殊な環境ならではなのでしょう。


で、ある日のこと。
このjuke towerを鳴らしながら風呂に入り、「いやぁ、いい風呂だった」と、浴室のドアを開けたところ、、、、その日はたまたまスイッチを切っていなかったjuke towerから出ていた音が突然変わりました

ついさっきまで低音を含めてまともな音質の音を出していたjuke towerから流れ出すのは、ポータブルラジオ並の安っぽい音…。

驚きました…。何が起こったのかと思いました。

試しに、浴室のドアを閉めてみると、juke towerはさっきと同様、なかなかの音を出しています。ところが、浴室のドアを開けたとたんに、ポータブルラジオです。

たかが浴室のドアを開け閉めするだけで、これほどまでに音が変わるものかと、ほとほと感じ入った次第です。そして、コンサート会場(例えばおよそコンサートに向いているとは到底考えられない東京ドームとか…)で、コンサート用の音づくりをしているPA技術者の方々の努力・経験・技術に思いを馳せたのでありました。

   

ちと、余計なことを一言。

東京ドームって、野球にも適しているとは言えない場所だと思います。

コメント (2)
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超プチネタ:ガスの検針票を見て…

2009-09-29 07:02:04 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜、帰宅すると郵便受けにガスの検針票が入っていました。

請求予定金額は・・・、

090929_1_1

せんはっぴゃくじゅうにえん」。これを見て連想したのは、


チャイコフスキー:1812年 チャイコフスキー:1812年
価格:¥ 1,223(税込)
発売日:1996-12-02


しょうもないネタで失礼しましたぁ~ m(_ _)m


数日後のこと:09/10/03 まるで意図していなかったのだけど・・・

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